大阪市北区の企業・団体・専門学校などが協力して開催する小中高生のための職業体験イベント「夢キタ万博2025」（大阪市北区役所主催）が9月20日(土)、同区の梅田スカイビルで開催されました。夢キタ万博は2023年、大阪・関西万博へ向け機運を盛り上げることを目的に開かれ、今年で３回目。会場には企業・学校・団体などが教育・防災・福祉といった様々なブースを出展し、滋慶学園グループの専門学校の学生らも体験ブース出展やパフォーマンスなどでイベントを盛り上げました。

　滋慶学園グループは2023年6月19日、18校が所在する大阪市北区・西区・淀川区と包括連携に関する協定を締結しており、夢キタ万博にも毎回参加。今回は放送芸術学院専門学校、大阪アニメ・声優＆eスポーツ専門学校、大阪医療技術学園専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪スクールオブミュージック高等専修学校、京都医健専門学校の6校が参加し、5つの体験ブースを出展したほか、在校生がパフォーマンスを繰り広げました。来場者数は、大阪市北区の小中高生を中心にイベント会場全体で約8000名、体験ブース会場で約1000名でした。

　

　公式キャラクターの制作は、今回も大阪アニメ・声優＆ｅスポーツ専門学校アニメ総合テクノロジー科コミックイラスト＆マンガコースの学生5名が担当しました。

開幕は「SO.ON project 」！　大阪スクールオブミュージック高等専修学校の生徒が歌とダンスを披露

　夢キタ万博は「SO.ON project(以下 SO.ON)」で開幕しました。SO.ON は、大阪スクールオブミュージック高等専修学校が日本で初めて行った「アイドルの授業」から誕生したグループで、夢キタ万博への出演も今年で３回目となります。SO.ONメンバーの生徒たちは梅田スカイビル１階ワンダースクエアで歌とダンスを披露しました。

　当日は大阪スクールオブミュージック専門学校の学生たちもSO.ONの舞台裏を支えるスタッフとして参加。学生・生徒が力を合わせて笑顔で会場を盛り上げていました。

「KITAKU WORK WORK EXPO 2025」に職業体験ブースを展開

　夢キタ万博2025の中核を担う「KITAKU WORK WORK EXPO 2025」に、滋慶学園グループは職業体験ブースを展開。会場の梅田スカイビル３階ステラホールは、職業体験をする子どもたちの歓声と保護者の皆さんで大賑わいでした。

■VTuber体験

　大阪アニメ・声優＆eスポーツ専門学校は【VTuber体験】というブースを出展。学生たちは「今、大人気の『VTuber』のお仕事を体験！　VTuberになってアバターを動かしてみよう！！」「自分の動きに合わせてアバターも動く、モーションキャプチャーを体験！VTuberの仕事を楽しく学びましょう！」と呼びかけ、多くの方にVTuber体験を楽しんでいただきました。

■YouTube動画編集体験

　放送芸術学院専門学校のブースは【YouTube動画編集体験】です。YouTuberになった気分で簡単な撮影からパソコンを使っての動画編集までを体験できる、という内容で、「初めての方でも大丈夫！　編集した動画は自分のスマホでも見られます！　一緒にYouTuber気分を味わいましょう！」とPR。子供から大人まで多くの方が楽しく体験していました。

■最新介護技術の体験

　大阪保健福祉専門学校は「介護の魅力を精一杯伝えます！」として【最新介護技術の体験】と銘打ったブースを出展。「今回は【最新の電動車椅子】体験をご用意しています！」と呼びかけ、訪れた子供たちも介護技術の進歩を体験しました。

■手からキレイに♪ハンドエステ体験

　大阪医療技術学園専門学校は今回が初めてのブース出展で、鍼灸美容学科の学生たちが【手からキレイに♪ハンドエステ体験】と題したブースを展開しました。「大阪医療技術学園専門学校鍼灸美容学科の学生たちが、心をこめてハンドエステをお届けします！」「お肌つるつる＆気分ほっこり。鍼灸と美容の知識を活かした、プロのたまごたちの癒しの技術を体験してみませんか？」「お友だちと一緒に、もちろんおひとりでも大歓迎！」「ふらっと立ち寄って、手も心もリフレッシュしていってくださいね」などと精力的にアピールし、多くの体験者で大盛況でした。

■専門学校生が教えるキャラクターイラスト制作体験

　大阪アニメ・声優＆eスポーツ専門学校の学生は、夢キタ万博ホームページに登場しているキャラクターの制作に続き、キャラクターイラスト制作体験のブースを出展。「プロを目指して頑張っている学生と、夢の話や色々な話をしながら、楽しく体験してみませんか」と呼びかけ、大人気の体験ブースとなりました。

■男性も女性も気楽に美を楽しむ！メイク＆エステ体験

　京都医健専門学校は、会場近くの大阪市北区豊崎に店をかまえる「男性美容専門店EPIR（エピル）」とコラボして【男性も女性も気楽に美を楽しむ！メイク＆エステ体験】というブースを出展しました。EPILは今年度、産学連携企業として同校の教育にご協力いただいており、今年の夢キタ万博では、日頃の教育実習の一環として、トータルビューティー科の学生に貴重な経験の場を与えていただきました。

　ブースのPRポイントは「簡単スキンケアアドバイス、美顔器でツルツル美肌体験、好印象を与えるメイクアドバイスに、ボディシールやキッズメイク体験も！」「男性も女性も、大人も子どもも！みんなで美容を楽しんで大変身しましょう！」。産学連携教育の成果を来場者にも体験していただきました。

37のパビリオンで「WORK　WORK」した一日

　夢キタ万博の中核であるこの職業体験エリアには、滋慶学園グループ５校のほか、ソフトバンク、関西テレビ、パナソニックホームズなどの大手企業や最先端の技術を開発する企業・団体もブースを出展。参加した小中高生は計37のブースで熱心に職業体験をし、将来の職業イメージを具体的に思い描く一日となりました。

滋慶学園グループは今後も教育支援など行政の取り組みに協力してまいります

　滋慶学園グループは、引き続き大阪市北区・西区・淀川区との包括連携協定による地元行政への協力のほか、大阪府教育委員会との連携協定を軸とした教育支援などへ積極的に協力してまいります。

（一般社団法人新歯会　田邊　嘉弘）