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1つの課題を掘り下げた経験は大きな自信に―職業人教育の集大成「卒業研究・課題研究発表会」が開催されました!  大阪ハイテクノロジー専門学校

 大阪ハイテクノロジー専門学校の学生たちが取り組んだ研究について発表する「令和7年度(2025年度)卒業研究・課題研究発表会」が2025年12月17日(水)、大阪市中央公会堂(大阪市北区)で開催されました。学校はこの発表会を職業人教育の集大成と位置づけています。ポスター形式の一般演題30題の発表は午前中に3階中集会室で実施。優秀演題7題の発表は午後に大集会室で行われ、学生たちが来賓や保護者の方々、全学生400名以上の前で研究の成果を披露しました。

 優秀演題の発表に先立ち、橋本勝信学校長があいさつ。卒業研究・課題研究について、「来年度に開校40周年を迎える本校の歴史は、積み上げられた研究の歴史でもあります。卒業研究・課題研究の総数は昨年度末で2,924件に達し、これらはすべて図書室に製本・保管され、後輩たちの道標となっています」と説明。「高校までの学びが『教わる』という受動的なものであったのに対し、専門学校での学び、特にこの研究活動は『自ら考え、学ぶ』能動的なものです。1つの課題を深く掘り下げた経験は、社会に出た際、大きな自信となるでしょう」と述べました。

 優秀演題に選ばれた研究の発表では、担当した学生たちが順次登壇。研究活動の様子を写した写真やデータなどをスクリーンに映し出しながら、実験方法や結果、考察、まとめなどについて詳しく説明しました。それぞれの発表の後は、会場の学生や来賓の方々から質問が相次ぎ、発表学生と活発なやりとりがありました。

各優秀演題のテーマと発表者は以下の通りです。

■「膵癌に対するEpCAMを用いた光免疫療法の有用性」
バイオ・再生医療学科:福菅佑真さん

■「アンサンブル学習を用いた類似画像の判別精度の向上」
人工知能学科:中村海里さん

■「標準的な心電図検査(左側誘導波形)からV4R(右側誘導波形)を近似推定する数理モデルの構築と評価」
臨床工学技士科(昼間部):北浦美空さん・中山碧空さん・半澤孝宗さん・三本遥輝さん・山本瑠海さん

■「『超音波検査画像の再現性評価』自作ファントムを用いたCT・MRIの再構築とAI比較による未来医療への可能性」
診療放射線技師学科(昼間部):大野日奈都さん・服部生蕗さん・福尾進悟さん・藤木隆之介さん・宮𦚰暖さん・横田実夢斗さん

■「専門学生を対象とした有酸素運動中に音楽を聴くことの身体的・精神的効果」
スポーツ科学科:合田琉磨さん・仲竜斗さん・西川凌牙さん・光國新太朗さん・村尾心さん

■「鍼の置鍼術が可動域に及ぼす影響」
鍼灸スポーツ学科:川端文也さん・佐口珠穂さん・中田雄喜さん・長澤颯太さん・福林愛理さん・六鹿歩さん

■「肩関節不安定性に対するテーピング介入の効果検証」
柔道整復スポーツ学科:赤松鈴夏さん・大谷知早希さん・松井夏映さん・美坂胡遥さん・和田萌衣さん

 また、特別セッションとして、姉妹校・東京バイオテクノロジー専門学校 バイオテクノロジー科4年制 再生医療コースの関口直也さんが「培養上清を用いたヒトiPS細胞由来心筋細胞の品質評価法の確立」と題して研究発表をしました。

 講評では来賓を代表して日刊工業新聞社の拝原泰介西日本支社長が「どの演題も視覚資料の工夫や入念な準備の跡が伺え、分かりやすく説得力のある内容でした」と述べ、演題の一つひとつを評価。そして「皆さんがこの研究で培った『自ら課題を見つけ、考察する力』は最大の武器となります。学ぶ姿勢を忘れず、より良い社会の実現に向けて邁進してください」と激励しました。

 続いて、発表学生を代表して、人工知能学科の中村海里さんがあいさつ。「研究では、期待通りの結果が出ないことが多くありましたが、諦めずに考え、工夫することで、必ず成果を導き出せることを学びました。私たちは、この諦めない気持ちを持ち続け、社会に貢献できる人材となれるよう精進してまいります」と力強く誓いの言葉を述べました。

 最後に同発表会委員長の片桐伸将先生が「この研究の過程では、知識・技術の習得だけでなく、チームワークやコミュニケーション能力、思考力といった社会人に不可欠な能力も培われたはずです。思い通りにいかず苦労した経験もすべて、これからの学びの糧となります。この経験を活かし、社会に貢献する職業人となってください」と閉会の言葉を述べ、発表会を締めくくりました。