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神戸滋慶学園4校合同卒業式 415人が巣立ち、医療、福祉、食の分野のエキスパートとして新たなスタートを切りました
学校法人 神戸滋慶学園の専門学校4校の合同卒業式が3月13日、神戸市中央区のANAクラウンホテルプラザ神戸で行われました。少し肌寒い中、神戸医療福祉専門学校中央校・三田校、神戸製菓専門学校、姫路医療専門学校の卒業生415人が慣れ親しんだ学び舎を巣立ち、医療、福祉、食など各分野のエキスパートとして新たなスタートを切りました。

「心で感じる『三感王』を目指して」川口校長
式典では、卒業生の代表に卒業証書が授与された後、校長を代表して、神戸医療福祉専門学校中央校、神戸製菓専門学校の川口延子校長が式辞を述べました。


川口校長は、昨秋のノーベル賞受賞者たちや横浜おもちゃ博物館の北原照久館長の言葉に共通するキーワードとして、感動・感激・感謝の「三感(さんかん)」をあげました。進路を選択する際に、その後の人生の資本となるような思想や哲学に出会った感動、興味ある分野での小さな発見を面白いと捉え感激すること、自分を支えてくれた家族や仲間に最後は感謝の心で結ぶこと―。これをプロ野球の「三冠王」になぞらえ、「心で感じる『三感王』を目指してほしい」と語りかけました。
さらに、「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」(物事は単に知識として知っている人は、好きになり、楽しむ人には及ばない)という論語の一節を引き、「皆さんは自分の好きな分野を見つけ、本学で学んできました。好きを仕事にできるのは幸せなこと。これからはさらに楽しみ、悔いのない人生を歩んでください」と、新たな門出を迎えた卒業生たちの背中を押しました。
「笑顔であいさつ 職場でも実践し続けてください」浮舟総長
滋慶学園グループの浮舟邦彦総長からは、ビデオメッセージでお祝いの言葉をいただきました。

総長は「皆さんは今、プロのスペシャリストとしての基礎を固め、将来に向けたキャリアの設計図を描き終えた状態にあります」と語り、これから現場へ出る卒業生に対し、「職場こそが皆さんの新しい道場です。日々の業務における成功も失敗も、すべてが自身のキャリアを形成する不可欠な要素となります。学ぶ姿勢と情熱を絶やさず、常に向上心を持って仕事に向き合ってください」と学び続けることの大切さを訴えました。
さらに、プロの世界で技術と同じぐらい重要となるのが「人とのネットワーク」だとして、学校の至る所に掲げられている「今日も笑顔であいさつを」の標語に言及。「笑顔のあいさつから始まる良好なコミュニケーションは職場での信頼関係を築き、将来の大きな財産となります。新しい職場でも実践し続けてください」と社会人としての基本姿勢を改めて示しました。
最後に総長は「学校は、皆さんにとって『心のふるさと』。壁にぶつかり、困ったときにはいつでも訪ねてきてください。また、うれしいことがあったときも、ぜひ報告に来てください。そして北海道から九州まで広がる滋慶学園グループのネットワークを活用してください。私たちは、皆さんが立派に成長していく姿を、誇りを持って見守り続けます」と語りかけ、「自信を持ち、仕事を大切に、そして楽しみながら、悔いのない人生を歩んでください」と温かい言葉で締めくくりました。
「夢に向かって大きく羽ばたいて」在校生送辞
来賓紹介の後、各賞の表彰が行われ、優秀な成績をおさめた学生に校長賞、優秀賞、努力賞が、また学校行事に積極的に取り組み、学園生活の向上につとめた学生に理事長賞が贈られました。すべての授業に出席した学生を称える皆勤賞、精勤賞、創造性に加え完成度の高い卒業研究・卒業作品に贈る滋慶教育科学研究所(JESC)の奨励賞などの表彰も行われました。


続いて、在校生を代表して神戸医療福祉専門学校三田校の学生が送辞を述べました。在校生代表は「先輩方から、授業への取り組み方や学外実習への心構えなど、多くのことを教えていただきました。先輩方と共に過ごした時間は、私たちにとってかけがえのない宝物です」と卒業生に感謝し、「この学園で積み上げてきた経験があれば、どのような困難も必ず乗り越えられると信じております。それぞれの夢に向かって大きく羽ばたいてください」と送り出しました。


「学園生活で得た経験は大きな財産」卒業生答辞
グループ校・大阪スクールオブミュージック専門学校のOSMゴスペルアンサンブルによる「翼をください」のコーラスをはさんで、卒業生代表の答辞。神戸医療福祉専門学校中央校 介護福祉士科の卒業生が務めました。

卒業生代表の学生は、幼い頃、祖父母や近所の高齢者の方々から多くの愛情を受けて育った経験から「将来は高齢者の方々の役に立ちたい」との思いが強くなり、介護福祉士を志すようになったと言います。高校生のとき、つらいこともありましたが、家族が支えてくれたおかげで「やはり幼い頃からの夢を叶えたい」と、神戸医療福祉専門学校への入学を決めたそうです。
「入学後も体調面への不安はありましたが、同じ目的を持つ仲間との出会い、そして先生方の優しくも厳しいサポートのおかげで、充実した2年間を過ごし、今日という日を迎えることができました。学園生活で得た経験は、私にとって大きな財産です」
4月からは介護福祉士として高齢者施設に勤務するという彼女は「利用者様の笑顔を引き出し、ご家族からも信頼をいただける専門職となれるよう、精一杯頑張ります」と決意を述べ、お世話になった先生や職員の方々、ともに切磋琢磨した友人たち、そして一番近くで支え続けてくれた家族に、心からの感謝の言葉をささげました。




閉式の後、卒業生たちはホテルのガーデンスペースに出て、クラスメートと写真を撮り合ったり、連絡先を交換したりして名残を惜しんでいました。旅立ちの日を迎えた卒業生たちはこれから医療、福祉、食の世界の現場で、それぞれプロとしての第一歩を踏み出すことになります。