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第19回滋慶学園総長杯 柔道大会 京都医健専門学校が3年ぶりの総合優勝

 滋慶学園グループの専門学校で柔道整復を学ぶ学生たちが一堂に会し、日ごろの鍛錬の成果を競う「第19回滋慶学園総長杯 柔道大会」が9月26日(土)、国の重要文化財である京都市武道センター旧武徳殿(同市左京区)で開催されました。柔道整復師の学科のある専門学校8校を中心に計9校から101人が参加。団体戦と男女計8部門の個人戦で熱戦を繰り広げ、団体戦優勝のほか個人戦6部門で多くの入賞者を出した京都医健専門学校が3年ぶりに総長杯の総合優勝を果たしました。

 この大会は、医療従事者としての知識・技術だけでなく、柔道整復の原点である柔道精神を学ぶという目的で、2005年からスタート。会場の京都市武道センター旧武徳殿は、平安遷都1100年記念事業の一環として明治32年(1899年)に営造された日本最古の演武場で、武道愛好者の聖地として知られています。

 参加校は以下の9校です。人数の少ない福岡ECO動物海洋専門学校は団体戦と総長杯争いでは福岡医健・スポーツ専門学校との合同チーム「福岡地区」となります。

  • 仙台医健・スポーツ専門学校
  • 東京メディカル・スポーツ専門学校
  • 名古屋医健スポーツ専門学校
  • 京都医健専門学校
  • 東洋医療専門学校
  • 大阪ハイテクノロジー専門学校
  • 美作市スポーツ医療看護専門学校
  • 福岡医健・スポーツ専門学校
  • 福岡ECO動物海洋専門学校

「『礼』『儀』を大切にした大会に」 浮舟総長あいさつ

 開会式では、京都医健専門学校の藤田裕之学校長が「伝統ある旧武徳殿において、思う存分の競技をしていただくことを祈念いたします」と開会を宣言した後、大会会長を務める滋慶学園グループの浮舟邦彦総長があいさつに立ちました。総長は「柔道整復を学ぶ者は、医療従事者として医学・医療の知識や技術をすることはもちろん大事ですが、そのルーツである柔道の『心』『技』『体』を磨き、また『道』『禅』『行』の精神性をしっかりと学ぶことも大切です。特に本日は『礼』『儀』を大切にした大会にしていただきたい」と強調し、「チームワークを大切に仲間との親睦を深めてほしい」と語りました。

 来賓の長尾淳彦・日本柔道整復師会会長と古川博史・京都府柔道連盟会長からは「柔道整復の歴史やルーツに思いを致してほしい」「柔道を通じて心身を鍛え、礼を学び、仲間との絆を深めてほしい」とそれぞれ祝辞をいただきました。前年度総合優勝の福岡医健・スポーツ専門学校から優勝杯が返還され、大会審判長の藤猪省太・藤井塾塾長が「試合の前後の礼をしっかりとしてほしい」と注意を伝えた後、福岡医健・スポーツ専門学校の黒岩暁嗣選手が「日頃の成果を十二分に発揮し、正々堂々と戦い抜くことを誓います」と力強く選手宣誓を行いました。

繰り広げられる熱戦、飛び交う声援

 試合は2面を使って左右2ブロックに分かれて各クラスの予選が行われ、予選を勝ち抜いてきた者同士がぶつかる決勝戦は午後に順次行われました。試合時間は3分(延長戦は3分)。試合を見守る仲間や応援団からは「よし!」「まだまだ!」「そのままいけ!」などと熱い声援がおくられました。また、会場の一角には救護・トレーナーブースが設けられ、柔道整復師を目指す学生たちが救護班として待機。負傷した選手にテーピングやアイシングなどの応急処置を施し、現場での施術の経験を積んでいました。

 男子未経験者61kg以下級の決勝は、福岡医健・スポーツ専門学校の中野徠央選手と美作市スポーツ医療看護専門学校の内間琉太選手の対戦となり、中野選手が勝利。男子未経験者67kg以下級は東京メディカル・スポーツ専門学校の田中勇樹選手が仙台医健・スポーツ専門学校の高槻秀弥選手を破って優勝しました。

 男子未経験者75kg以下級は昨年と同じ顔合わせの決勝戦となり、名古屋医健スポーツ専門学校の山本章悟選手が京都医健専門学校の橋本郁弥選手を下し連覇。京都医健専門学校同士の対決となった男子75㎏超級決勝は袴田倫唯選手が河原潤太朗選手に勝ち、頂点に立ちました。

 男子経験者初段の部決勝も同じ学校同士の対決となり、福岡医健・スポーツ専門学校の小浦大叶選手が仲間の黒川滉太選手に勝利。男子経験者弐段以上の部は、福岡医健・スポーツ専門学校の黒岩暁嗣選手が東京メディカル・スポーツ専門学校の川口純輝選手を接戦の末に破り優勝を果たしました。

 一方、女子は、未経験者の部で、昨年優勝した京都医健専門学校の松田幸々選手が東京メディカル・スポーツ専門学校の山田麻央選手を破り連覇。経験者の部は東京メディカル・スポーツ専門学校の澤畠陽果選手・陽和選手の双子の姉妹対決となり、延長戦にもつれ込んだ激戦を陽果選手が制しました。

 そして、クライマックスの団体戦は、京都医健専門学校Aが福岡医健・スポーツ専門学校を破り、優勝を決めました。

総長から表彰状とメダル授与 「素晴らしい試合ばかりで驚きました」藤猪先生講評

 白熱した熱戦の幕が閉じ、表彰式と閉会式が執り行われました。表彰式では、大会会長の浮舟総長から、個人戦各部門の入賞者と団体戦を制した京都医健専門学校Aに表彰状とメダルが授与されました。最優秀選手賞には女子未経験者の部で優勝し、団体戦優勝にも貢献した同校の松田幸々選手が選ばれました。

 総合優勝に輝いたのは京都医健専門学校。団体戦の優勝をはじめ、個人戦でも8部門中6部門で3位以内の入賞者を出し、特に男子未経験者75kg以下級と男子未経験者75kg超級では、それぞれ2人が入賞するという強さをみせました。同校は賞が創設された2009年の第5回大会から12連覇を達成しましたが、一昨年、昨年と福岡医健・スポーツ専門学校が2連覇。今回、3年ぶりに奪還しました。

 表彰式に続き、大会審判長を務めた藤猪先生から講評をいただきました。世界選手権4連覇を達成するなど卓越した柔道家である藤猪先生は「素晴らしい試合ばかりで大変驚きました」と選手たちの健闘を称え、「卒業後はぜひ柔道の指導者になってください」と期待を込めました。

 最後に、東京メディカル・スポーツ専門学校の関口正雄学校長が閉会宣言。大会役員や会場を提供した京都の皆様へ謝辞を述べたうえで、「柔道整復師として仕事をするようになっても相手を敬う真摯な心を忘れず、社会の信頼を勝ち取ってください」と激励の言葉を贈り、盛大な拍手の中、大会は幕を閉じました。

【成績】

<総合優勝>

 京都医健専門学校

<団体戦> 

  • 優勝  京都医健専門学校A
  • 準優勝 福岡医健・スポーツ専門学校
  • 3位  名古屋医健スポーツ専門学校A
  • 3位  福岡地区

<個人戦>

男子未経験者

(61kg以下級)

  • 優勝  中野 徠央(福岡医健・スポーツ専門学校)
  • 準優勝 内間 琉太(美作市スポーツ医療看護専門学校)
  • 3位  橘 虎次郎(名古屋医健スポーツ専門学校)
  • 3位  眞木 啓汰(名古屋医健スポーツ専門学校)

(67 kg以下級)

  • 優勝  田中 勇樹(東京メディカル・スポーツ専門学校)
  • 準優勝 髙槻 秀弥(仙台医健・スポーツ専門学校)
  • 3位  藤田 佐助(京都医健専門学校)
  • 3位  中北 巧(美作市スポーツ医療看護専門学校)

(75 kg以下級)

  • 優勝  山本 章悟(名古屋医健スポーツ専門学校)
  • 準優勝 橋本 郁弥(京都医健専門学校)
  • 3位  太田 尚秀(京都医健専門学校)
  • 3位  児玉 寛汰(福岡医健・スポーツ専門学校)

(75kg超級)

  • 優勝  袴田 倫唯(京都医健専門学校)
  • 準優勝 河原 潤太朗(京都医健専門学校)
  • 3位  勝 琢磨(大阪ハイテクノロジー専門学校)
  • 3位  東本 琉星(東洋医療専門学校)

男子経験者

(初段)

  • 優勝  小浦 大叶(福岡医健・スポーツ専門学校)
  • 準優勝 黒川 滉太(福岡医健・スポーツ専門学校)
  • 3位  平賀 煌(大阪ハイテクノロジー専門学校)
  • 3位  渡辺 海伸(仙台医健・スポーツ専門学校)

(弐段以上)

  • 優勝  黒岩 暁嗣(福岡医健・スポーツ専門学校)
  • 準優勝 川口 純輝(東京メディカル・スポーツ専門学校)
  • 3位  松尾 遥(京都医健専門学校)
  • 3位  森田 温人(東洋医療専門学校)

女子未経験者

  • 優勝  松田 幸々(京都医健専門学校)
  • 準優勝 山田 麻央(東京メディカル・スポーツ専門学校)
  • 3位  櫻井 菜月(大阪ハイテクノロジー専門学校)
  • 3位  山南 愛奈(名古屋医健スポーツ専門学校)

女子経験者

  • 優勝  澤畠 陽果(東京メディカル・スポーツ専門学校)
  • 準優勝 澤畠 陽和(東京メディカル・スポーツ専門学校)
  • 3位  七里 桜楽(京都医健専門学校)
  • 3位  多久和 柚香(美作市スポーツ医療看護専門学校)

<最優秀選手賞>

 松田 幸々(京都医健専門学校)

※敬称略