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教室の学びが駅のホームで生きた 救急救命士科の学生が急病の高校生を応急救護 東京医薬看護専門学校

 東京メトロ東西線葛西駅の下りホームで10月1日(木)19時15分頃、、東京医薬看護専門学校救急救命士科の学生たちが体調を崩して倒れた男子高校生に気づき、応急救護にあたりました。その後、到着した葛西消防署の救急隊に引継ぎ、病院に搬送された高校生は元気を取り戻したそうです。

 救急救命士科の5名は2年生4名、1年生1名。11月に開催される東日本学生救急救命技術選手権の放課後練習を終えて帰宅する途中でした。5名は改札口で別れ、それぞれのホームへ向かいました。下りホームに着いた学生がぐったり倒れている高校生に気づき、すぐに上りホームの仲間へ電話で連絡。駆けつけた4名と合流し、駅員がすでに119番通報を済ませていることを確かめると、全員で役割分担して観察と応急手当に取りかかりました。

授業で学んできた観察の視点を応急救護に活かす

 本人からの聞き取り、意識・呼吸・脈拍・SpO2(動脈血に含まれる酸素の割合)の測定と記録、手足のしびれと脱力感、部活動の後で塩分がとれていないという話、やや速い呼吸、やや弱い脈、わずかな熱感――。授業で繰り返し学んできた観察の視点から熱中症と脱水を疑い、持っていたバッグを足の下に入れて下肢を挙げ、本人のペットボトルと新たに購入したペットボトルで首と脇の下を冷やしました。その後も救急隊の到着まで付き添い、観察を続けました。

 やがて先に到着したポンプ隊へ引き継ぎ、救急隊の活動が始まったのを見届けてから、5名は現場を後にしました。その際、ポンプ隊長から感謝カードを手渡されました。

 翌2日(金)には葛西消防署から本校へ電話があり、「当務責任者としても感謝を伝えたい、救護にあたった学生によろしく伝えてほしい」とのお言葉をいただきました。

 とっさの場面で、仲間と声をかけ合い、教室と実習で積み重ねてきた知識と技術を一つひとつ実践できたこと。それは、救急救命士をめざす学びが、目の前の一人を助け支える力になると証明した出来事でした。救急救命士科では今後も、救急救命士はもとより、いざという時に迷わず行動できる勇気ある学生の育成に力を注いでまいります。