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作業療法士科の圧倒的作業体験! 今年も夏セミナー開催 東京福祉専門学校
東京福祉専門学校 作業療法士科では、主に1年生を対象に、授業の一環として夏季セミナー(作業体験)を行っています。普段、自分があまり経験しないさまざまな作業や遊び、活動などにあえて取り組むことによって作業療法士の学びを深めるのが目的で、今年も8月24日(月)~9月4日(金)に実施。書道、ゴルフ、ボウリング、調理、パズルなどに挑戦しました。

やったことのない「作業」の楽しさを知る
作業療法士を目指すうえで、できるだけ多くの「作業」を自分自身で体験してみることが将来関わる対象者の価値観に寄り添う力に変わります。そこで今回の夏セミナーでは、学生たちが普段あまり触れることのないものも含め、さまざまな作業に挑戦しました。
私たちが日常生活の中で行っている料理や手芸、ものづくり、運動、遊びなども、作業療法では大切な「作業」の一つです。自分が経験したことのある作業だけではなく、「今までやったことがない」「ちょっと難しそう」と感じる作業にも実際に取り組んでみることで、新しい発見が生まれます。最初は戸惑っていた学生も、やってみるうちにコツをつかみ、いつの間にか夢中になっていく姿が見られました。
「思っていたより楽しい!」「こんなやり方もあるんだ!」という気づきも、体験したからこそ得られるものです。作業療法士は、将来さまざまな患者さんの生活や趣味、仕事、生きがいに関わります。だからこそ、学生のうちから自分自身の作業体験を広げていくことが大切です。たくさんの「初めて」に出合い、楽しさや難しさを自分の身体と心で感じること。それが、作業療法士としての引き出しを増やす第一歩になります。
なぜ楽しい?なぜ楽しくない?を考える
作業を体験したら、次に大切になるのが、「自分はなぜこの作業を楽しいと感じたのか」「なぜあまり楽しくないと感じたのか」を考えることです。同じ作業をしていても、感じ方は人それぞれ。夢中になれる人もいれば、難しい、疲れる、興味を持てないと感じる人もいます。今回の夏セミナーでは、ただ作業を体験して終わるのではなく、そのときに自分がどのように感じたのかにも目を向けました。


「上手にできたから楽しかった」「友達と一緒だったから安心した」「完成したときに達成感があった」…と比較的前向きな感想がある一方で、「細かい作業が苦手だった」「思うようにできず、途中で嫌になった」など、楽しくないと感じた学生も。そうしたことにもきちんと理由があります。作業療法では、この「なぜ?」を考える視点がとても重要です。患者さんがある活動を楽しめないとき、単に「苦手だから」と決めつけるのではなく、その背景に身体の動かしにくさがあるのか、不安があるのか、その人にとって意味を感じにくい作業なのかを考えていきます。
まずは自分の感じ方を丁寧に振り返ること。その経験が、将来目の前の人の気持ちや行動を深く理解する力につながっていきます。
患者さんの「大切にしていること」に寄り添える専門職へ
作業療法士が関わるのは、単に「できる」「できない」という身体の機能だけではありません。その人がどのような生活を送り、何を楽しみにし、何を大切にして生きているのか。そうした一人ひとりの価値観を理解することが、作業療法ではとても大切です。

たとえば、同じ「料理」という作業でも、「家族のために食事を作ること」が生きがいの人もいれば、料理にはあまり興味がなく、外出やスポーツを楽しみにしている人もいます。自分にとって楽しい作業が、すべての人にとって楽しいとは限りません。だからこそ、作業療法士には、自分自身の価値観だけで判断せず、相手の「やりたい」「大切にしたい」という思いに寄り添う姿勢が求められます。
今回の夏セミナーでさまざまな作業を体験し、「楽しい」「難しい」「あまり好きではない」といった自分自身の感情に気づくことも、そのための大切な学びです。人によって感じ方が違うと実感できるからこそ、相手の価値観を尊重できるようになります。

たくさんの作業を知り、自分の感じ方を知り、そして人との違いを知る。東京福祉の作業療法士科では、こうした「圧倒的な作業体験」を重ねながら、患者さん一人ひとりの人生に寄り添える作業療法士を目指して学んでいきます。