産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

「第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会(記念大会)」  東福岡高等学校優勝への道のり ~ 最先端テクノロジー活用したチームマネジメント ~

SDGs
4.質の高い教育をみんなに

 全国で屈指の強豪校チームである東福岡高等学校ラグビーフットボール部より、全国大会に向け「ケガのリスクを下げ、質の高い練習」と「全国大会期間のハードスケジュールに備え、選手のコンディション管理」についての課題をいただき、福岡医健・スポーツ専門学校スポーツ科学科の学生14名が2カ月半に渡り取り組みました。
 この課題を達成するために、二つの最先端テクノロジーを導入し、①トラッキングシステム GPS(Knows株式会社)と、②ICTを活用したコンディション管理システム(株式会社ユーフォリア)を活用しました。
 コンディショニング管理システムは、ラグビー日本代表チームがワールドカップに向けて、選手のコンディションを可視化してほしいとの依頼によって開発されたもので、日本代表がワールドカップで大躍進したことで注目され、現在は1700チームに採用されています。
 テクノロジーという専門知識を要する分野に初めて挑戦するため、データの取得方法から分析までたくさんの失敗を経験しましたが、徐々にデータを安定して取得しながら、チーム、選手のコンディションを把握し、予測できるようになりました。
 これまでプレーや日々の疲労度を数値化するなど考えたことがありませんでしたが、この経験によって多くの気づきを得ました。
 全国大会の結果は3位に留まりましたが、今後はこの経験やデータを活かし、トレーニングやコンディション管理に役立て、更に進化した東福岡高等学校ラグビー部に貢献できるよう活動を継続していきます。

● 連携企業:東福岡高等学校ラグビーフットボール部/株式会社ユーフォリア/Knows株式会社
● 学科・専攻・コース・学年:スポーツ科学科1、2年生東福岡プロジェクトチーム 14名
● 取り組み期間:2020年10月21日(水)〜2021年1月5日(火)