産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

産学連携で「非対面の健康づくり」を実践しました

SDGs
3.すべての人に健康と福祉を

 京都医健専門学校のスポーツ科学科スポーツメディカルコース2年生6名が卒業制作として、コロナ禍でで外出しづらくなっている高齢者向けに、筋力トレーニングと脳トレを同時に行える「筋トレ! 神経衰弱パズル」を制作しました。
 このパズルは、トランプの神経衰弱の要領で、15枚のカードをテーブルに裏返しに並べ、1回に3枚のカードをひきます。ぴったり揃った3枚のカードは、1つの筋トレのイラストになり、揃ったところでそのイラストの筋力トレーニングを行うというものです。
 学生たちは、ダウンロードと使用方法を楽しく説明した動画を制作し、社会福祉法人京都老人福祉協会に提供しました。この動画は、同協会のYouTubeチャンネルにて配信され、高齢者の集まるサロンでも活用いただきました。「体と頭を同時に使って楽しく機能訓練できる内容です。筋トレの効果に関する説明や体を動かす時の注意点など、介護予防を必要とされる方の視点やニーズをよく考えて作られています。学生の皆さんの努力や工夫が感じられる動画でした」と、同協会のホームページでご紹介いただいています。
 このパズルと動画は、2020年12月8日付の京都新聞朝刊で紹介され、さらに「健康長寿のまち・京都いきいきアワード2020」の奨励賞を受賞しました。
 さらに、動画は好評をいただき、新たな依頼を受けて「脳トレ動画」を3本制作し、提供をしました。また、結びプロジェクトと題して、これらの媒体をSNSで配信、地域包括支援センターに郵送するなど、学生たちが卒業した後も長く使用していただけるよう実行しました。

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● 連携企業:社会福祉法人京都老人福祉協会
● 学科・専攻・コース・学年:スポーツ科学科2年
● 取り組み期間:2020年4月1日(水)〜2021年2月21日(日)