産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

テロや犯罪から社会を守る 「探知犬育成プロジェクト」

SDGs

11.住み続けられるまちづくりを

 国際的な行事が日本で増加傾向にある中、ドッグトレーナー専攻の学生が犬の可能性を拡げるため「テロや犯罪の脅威から社会を守る」ことを目的に、一般社団法人犬訓練士連合協会と共に探知犬の育成を行っています。

 当初は、校内で育成したベルジアン・シェパードドッグ・マリノアを、有事の際に現場に出せるレベルにまで成長させる事を目的としていましたが、犬の卒業に伴い自分たちが行ってきた訓練内容を企業に提供することにより、多くの実働が出来る犬の育成に貢献していくという目標に切り替え、取り組んできました。

 約100頭の犬を使用し、1つの火薬の臭いを見つけることに成功。その後、TATP・アセトン・ANFOなどの火薬の臭いも見つけることに成功しました。また、東京オリンピック・パラリンピック期間中、主要駅の警護に携わることが決定した後は、乗降客を想定し、人混みの中でも対象物を発見できる方法に切り替え、実務に当たりました。

 校内で実施した検証及び結果を、一般社団法人犬訓練士連合協会に提供したところ、東京オリンピック・パラリンピックの実働犬試験の際に活用していただきました。さらに、実働犬の試験と会期中の警護には、東京駅・品川駅・大宮駅の3ターミナル警備の任務を与えられ、事件・事故もなく任務を務めあげることができました。

● 連携企業:一般社団法人 全日本犬訓練士連合協会/ 日本警備犬協会   
● 学科・専攻・コース・学年:エコ・コミュニケーション科 ドッグトレーナー専攻 2年生
● 取り組み期間:2018年4月~現在も継続中