産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

福岡マラソン車いす競技サポート〜子どもたちの社会参加実現プロジェクト〜

練習後、参加者にMTAを施す学生たち
SDGs
3.すべての人に健康と福祉を

 福岡マラソン実行委員会と福岡市より依頼を受け、NPO法人はぁとスペースと大分県のNPO法人キッズスポッチャが合同で行っている『車いす陸上練習会』のサポ―トを、福岡医健の作業療法科1年と2年の学生たちがサポートスタッフとしてボランティアで参加しました。
 この練習会は、福岡マラソンの車いす競技に参加する選手から、初めて車いすマラソンを体験する小学生まで、様々な人が参加する練習会です。福岡医健の作業療法科の学生たちは、練習前の車いすマラソン用車いすのタイヤの空気圧の調整、準備体操から、車いすマラソン練習の伴走、練習後はストレッチや筋肉の痛みが出ている場所に対するMTA(マイオチューニングアプローチ)を施しました。
 初めて参加した1年生も積極的に参加者に話しかけたり、初めて見る車いすマラソン用の車いすに乗ってコースを周ったりすることができました。

  • 練習前には車いすのタイヤ空気圧を調整

  • 練習会では伴走も担当

 会場には車いすサッカー用の車いすを体験できるブースがあり、学生も順番に体験させていただきました。障がい者用の車いすとは大きく違い、実際に体験することで、どういう動きをするのか、どこに負担がかかるのかなどを学ぶことができました。
 最後に行ったMTA(マイオチューニングアプローチ)には希望者が殺到し、順番に実施しました。学内実習でクラスメイトと練習する時とは違い、小学生の子供たちからスポーツ選手として体ができあがっている大学生まで、希望者の年齢層が幅広く、学生は戸惑いながらも同行した教員の指示を仰ぎながらMTAを行いました。
 現在は、新型コロナウィルス感染症拡大のため、福岡マラソンは中止となっていますが、今後は大会で行われる車いすマラソンのボランティアとしても参加する予定です。
 ※MTA(マイオチューニングアプローチ)とは、筋肉の調整をし、痛みを20秒で取る手技。現在、全国でも学べる学校等が限られるなか、福岡医健では在学中にMTAを学ぶことができます。

  • 練習会サポート風景(4)

  • 会場でサッカー用の車いすを体験

● 連携企業:福岡市(福岡市市民局スポーツ事業課 福岡マラソン実行委員会)
      NPO法人はぁとスペース、NPO法人キッズスポッチャ

● 学科・専攻・コース・学年:作業療法科 1年 2年

● 取り組み期間:2021年4月24日(土)~2022年3月5日(土)の間の6回                                                               
         4月24日、10月24日、3月5日に参加
         ※5月23日、9月19日、11月14日はコロナ感染防止のため中止
         継続した取り組みであり、2022年度も参加予定です。