産学連携教育プロジェクト
EDUCATION PROJECT
【産学連携】役割分担し緊密な連携プレー 全国高等学校選抜自転車競技大会における救護活動
公益財団法人JKAから依頼を受け、今年3月25日(火)~27日(木)に北九州市の「メディアドーム」で開催された全国高等学校選抜自転車競技大会(トラック競技)で、当校の学生たちが救護活動を行いました。

同大会における救護班の役割は、レース中に転倒した選手を安全かつ速やかにコース外へ搬出すること。コース外搬出後は、選手の全身観察、頸椎を保護するためのネックカラーの装着、負傷部位の特定、コース内に飛び散ったヘルメットその他の破片回収などを行い、医師、看護師と情報を共有します。また、医務室への搬送が必要なケースでは、医師、看護師に同伴して医務室へ行き、固定処置や被服処置などの介助を行います。やるべき仕事は短時間で多岐にわたります。


大会での救護活動に向け、学生たちは学科を超えて4人1組のチームを組み、その中で無線を扱う係、全身を素早く観察する係、破片などを回収する係、医務室まで同伴をする係といった役割を設け、臨機応変に対応すべく実習を積みました。繰り返し訓練をする中で、お互いの学科の特徴を活かしながら連携を取り合う姿が見られるようになり、チームとしての絆が深まっていきました。


迎えた大会本番中も入念にお互いの役割を確認しながら、常に集中力を保ってレース展開を見守る姿がみられました。レース中に転倒があれば、訓練通りの動きをしつつ、しっかりと選手、医師、看護師とコミュニケーションをとり、求められる役割をしっかりと果たしていました。参加した全員が何らかの形で救護に関わり、実りのある救護活動となりました。
公益財団法人JKA
● 学科・専攻・コース・学年
救急救命公務員科1年
スポーツ科 アスレチックトレーナーコース1年
● 取り組み期間
2025年2月21日(金)~3月27日(木)