産学連携教育プロジェクト
EDUCATION PROJECT
【産学連携】子どもの笑顔を守る! SNSとの正しい付き合い方、リスク回避の啓発活動に取り組みました
近年、SNSをきっかけとした子どもの性被害が増加しており、子どもの安全を脅かす重大問題として注目されています。こども保育科の学生たちは特定非営利活動法人プライバシー保護教育推進研究所と連携し、SNSリスク啓発活動を通して子どもたちを守る方法を模索し、その一つとして啓発ポスターを作成しました。
学生たちはまず、愛知県内の保育園を対象にアンケートとインタビューを実施。個人情報の管理体制やSNSリスクへの認識を調査したところ、多くの園が子どもを守るための安全対策を徹底していることを再認識することができ、園が主体となって運用するSNSのルールが徹底されていることも確認できました。ただ、プライベートな部分に介入することは難しく、保護者への継続的な注意喚起が必要であること、そして、それをどのようにして行うか、という課題が浮かび上がりました。


そこで、子どもの権利を守ることをテーマにした啓発ポスターの作成に取り組み、ペドフィリア(小児性愛)という存在の周知とその危険性、SNSなどへの写真投稿のリスクについて視覚的に伝えることにしました。デザイン面では、子どもが見ても怖くないイラストを採用し、保護者に訴えかける内容にするなどの工夫をし、連携先からも高く評価いただきました。より広く啓発活動を展開するため、今後、リーフレットや動画を作成し、スマホやパソコンで閲覧できるようにするなど、活動を継続をしていきたいと考えています。


この取り組みで、学生たちはSNSリスクの深刻さを学ぶとともに、単なる情報収集ではなく実際の社会問題を解決する視点を持ってポスターを作成することを通して、子どもたちの安全を守るために行動することの重要性を実感することができました。今後は啓発活動を継続的に推進し、より多くの保護者や保育関係者に情報を届けるため、姉妹校とも協力しながら啓発動画の制作・配信を進める予定です。
特定非営利活動法人 プライバシー保護教育推進研究所
● 学科・専攻・コース・学年
こども保育科 3年生
● 取り組み期間
2024年9月27日(金)~2025年2月7日(金)