産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

【産学連携】鯨類認知活動、仙台湾スナメリ生息域調査について

15.陸の豊かさも守ろう

 鯨類の生体について、一般の方で認知されている方は少ないという現状があります。

 昨年度に引き続き、おしかホエールランド(宮城県石巻市)より、一般の方に向け、鮎川の鯨類文化・鯨類についてもっと認知してもらいたいという依頼をいただき、本研究に取り組むこととなりました。

 おしかホエールランドにて開催する体験型イベントを通し、鯨類の魅力を五感で感じてもらい、より深く知ってもらうきっかけを作ってもらうことを目的に、参加者の目標を400名以上として取り組みました。また、仙台湾におけるスナメリの調査のデータも少なく、生息域、頭数を調査し、実際に生息しているかどうか調査を行いました。

 「鯨類認知活動」として、おしかホエールランドの施設内で年に5 回のワークショップを開催しました。

 また、「仙台湾におけるスナメリの調査」においては、おしかホエールランドスタッフの漆間様、山本様ご協力のもと、えびす屋釣具店手配の釣り船上より、スナメリの目視調査を3 回実施、実際に生息しているかどうかを調査しました。

 鯨類普及活動については年5 回のイベント参加者の合計が434 名となり、目標を上回ることができました。前年度からイベント内容を大幅に変え、お客様が鯨類の魅力を五感で感じてもらえる「体験型」を意識した結果、大人の参加者が多く見られました。

 スナメリの生調査については、計3 回(6/25、7/30、9/11)の船上調査を行い、6/25には20 頭前後の複数頭のスナメリを発見することができ、仙台湾に生息していることが確認できました。

● 連携企業
 ホエールタウンおしか
● 学科・専攻・コース・学年
 エコ・コミュニケーション科 ドルフィントレーナー専攻 2年
● 取り組み期間
 2024年4月10日(水)~2024年1月30日(木)