産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

【産学連携】「障害のある人が自分らしく暮らせるまち条例」を題材としたマンガの制作

12.つくる責任 つかう責任

 江戸川区は「ともに生きるまち」(共生社会)の実現に向け、令和3年7月1日(木)に「ともに生きるまちを目指す条例」を施行しました。この条例は、年齢、性別、国籍、障害の有無など、多様な背景を持つ誰もが尊重され支え合える共生社会の実現を目指して制定されました。また、令和5年11月には、障害の有無によって分け隔てられることなく、誰もが安心して自分らしく暮らせるまちの実現を目指して、「障害のある人が自分らしく暮らせるまち条例」が制定されました。

 この条例を多くの方々に知ってもらうために、江戸川区福祉部障害者福祉課よりマンガ制作課題をいただきました。

 7月に行われたオリエンテーションでは、江戸川区では年々知的障害、精神障害の方が増加、また障害者も高齢化が顕著です。そして、障害のある人は日常生活や社会生活での不便や偏見、無関心などさまざまな障壁を抱えて暮らしていることなど、江戸川区における障害者についての現状と条例内容について教えていただきました。

 課題内容は、選択した1つの条例をテーマにした4コマ漫画の制作です。

 提出された作品から江戸川区役所職員の方々に審査いただき、2名の学生作品が選抜されました。ここから10ある条例の基本理念の4コマ漫画を制作するために、より障害者について理解する必要があったため、障害者福祉課のご協力で障害者が通う施設見学を行いました。学生は見学した経験を踏まえ、ネーム制作、作画を担当を分けて制作開始しました。制作の中で障害者の方をリアルをどのようにマンガで表現するかを悩みながらも、障害者福祉課のご意見をいただき漫画を完成させました。

 完成した『漫画で学べる 障害のある人が自分らしく暮らせるまち条例』は、江戸川区の公式資料として、2025年5月26日(月)より江戸川区ウェブサイトに掲載されています。

江戸川区ホームページ 『漫画で学べる 障害がある人が自分らしく暮らせる街条例』
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/50090/joureimanga.pdf

● 連携企業
 江戸川区福祉部障害者福祉課
● 学科・専攻・コース・学年
 クリエーティブデザイン科 マンガ専攻 3年
● 期間
 2024年7月10日(水)~