産学連携教育プロジェクト

EDUCATION PROJECT

【産学連携】ジビエとテロワージュ メニュー開発

13.気候変動に具体的な対策を
16.平和と公正をすべての人に

 近年、野生鳥獣による農作物への被害が年々深刻化しており、それに伴い害獣の駆除も増えています。

 こうした状況の中で、駆除された命を無駄にせず、有効に活用するために「ジビエ」としての利用が注目されています。

 このような背景を踏まえ、学生たちは自分の思い描く故郷の風景や食文化を重ね合わせながら、「鹿肉」を課題食材として用いたメニュー開発に取り組みました。

 ウェスティンホテル仙台 レストランシンフォニーよりいただいた課題は、学生の個性が輝く料理であること部位や調理法の指定はなく、自由な発想で美味しいもの独創性に富むものという内容でした。

 学生たちは初めて扱う鹿肉の特徴をつかむのに苦心しつつも、試作を重ねてブラッシュアップを繰り返し、フランス料理に仕上げました。最終審査会では、食材との組み合わせや、調理法の工夫、取り組みの姿勢などを評価いただき10チーム10作品のうち3作品、「パテ・アンクルート ジュレ・ド・ポルト」、「鹿ロース肉のグリエ ソースマンジャリ 春菊のピューレ」、「鹿のリエット」の商品化が決定しました。

 学生の考案した作品は、ウェステインホテル仙台レストラン シンフォニーで2025年1月~3月の期間に提供され、お客様より大変好評をいただいたとのことです。                                                           

● 連携企業
 ウェスティンホテル仙台 レストラン シンフォニー
● 学科・専攻・コース・学年
 調理師科 2年
● 期間
 2024年9月26日(木)~11月27日(水)