産学連携教育プロジェクト
EDUCATION PROJECT
【産学連携】ピエール・エルメ・パリ 宮城県産ゆずを使用した商品開発
世界的に著名なフランス人パティシエ のピエール・エルメ(PIERRE HERMÉ)氏が展開するパティスリーの日本法人の代表取締役社長で、滋慶学園の名誉教育顧問のリシャール・ルデュ先生から課題を頂き、宮城県産のゆずを使用した商品開発を行いました。

プロジェクトは、フランスの伝統菓子と仙台の地元食材を融合させることを目的に、古典菓子の製造技術や特徴を学びながら、地域の素材との組み合わせの可能性を探り、現代の市場ニーズやスイーツトレンドを取り入れた商品開発についての学習を深めるところからスタートしました。


学生たちは、プロジェクトの始動前に、ピエール・エルメ・パリの25周年アニバーサリーパーティの準備に携わる貴重な機会をいただきました。その経験から、パーティで提供されていたデザートから着想を得て、フランス伝統菓子である「ヌガー・モンテ」や「パート・ド・フリュイ」と仙台産の食材を組み合わせた新たな菓子のアイデアを構想。何度も試作と改良を重ねる中で、素材の製菓特性や味のバランス、見た目の仕上がりを研究し、最終的に4作品を完成させました。

これらの作品は最終審査会でプレゼンテーションを行い、2024年12月に3日間限定で、ピエール・エルメ丸の内店にてデセール(皿盛)としてイートインで提供されました。この日は学生自身が店頭に立ち、製造から提供までを担当しました。この貴重な経験を通じて、菓子作りの現場やお客様とのリアルな接点を体感することができました。
PH PARIS JAPON 株式会社
● 学科・専攻・コース・学年
食健康・流通IT科 3年
● 期間
2023年5月~2024年12月