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【神戸医療福祉専門学校】 チーム医療マインドの定着へ 三田校・中央校合同の「多職種連携授業」スタートしました

 9月から10月にかけて、神戸医療福祉専門学校三田校・中央校との合同で多職種連携授業が行われました。

 多職種連携授業とは、三田校の理学療法士科、作業療法士科、言語聴覚士科、義肢装具士科と、中央校鍼灸科の各3年生が、学科の枠を越えて集まって行う学内実習です。実際の患者さんをモデルに、チームで症例の検討やリハビリの計画、検査の実施、プレゼンテーションを行います。本校の特色である「チーム医療(=1人の患者さんを中心に様々な分野の専門職が連携し、治療やリハビリテーションを行うこと)」を、実践を通して学びます。

 初回は学科混合のグループに分かれ、自己紹介から行われました。グループでまずはコミュニケーションをとり、患者モデルさんを迎える準備を行います。
 2回目以降の実習では、実際の患者さんに協力頂き、それぞれの視点から、検査をします。患者さんとのコミュニケーションのとり方を学ぶことはもちろん、他の専門職の立場からはどのような検査を行うのか、どういった視点があるかを学ぶことができました。

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    5つの専門職が連携して患者さんに対応する

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    患者さんに寄り添ったコミュニケーションが大切

 多職種連携授業で培われるのは、チームで働くという意識です。実習を通して、職種を超えて協力し、患者さんとのコミュニケーションをとるといった経験をします。職種によって様々な考え方がありますが、それを乗り越えて協力して患者の方に寄り添うことがこれからの医療現場では必要不可欠です。

 今回の多職種連携授業は、医療現場においてチーム医療・他職種連携を実現するために第一歩となる実習となりました。学生たちには、今後この経験を活かして、協働を大切に現場で活躍できる医療人を目指してほしいと思います。

(神戸医療福祉専門学校三田校 事務局キャリアセンター 居村 成美)