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【大阪医療福祉専門学校】 言語聴覚士学科1年生が失語症の方々と「対話会」

「対話力」のある言語聴覚士育成のために行われた「対話会」

 大阪医療福祉専門学校では5月23日、言語聴覚士学科1年生が失語症の方やそのご家族と直接、話をする「対話会」を実施しました。ご協力いただいたのは兵庫県三田市の小規模作業所「トークゆうゆう」の皆さん。学生たちはクラス委員長を中心に、当日の動きをイメージして何度も話し合い、準備に取り組んできました。各グループで「会話をする学生」「記録を取る学生」「司会者」などと事前に役割分担を決めていたので、本番はスムーズに進行。授業が始まってまだ1か月でしたが、1年生のチームワークのよさには感心しました。
 
 対話会を終えて、「失語症」科目講師担当の木村先生は、学生たちに次のようなコメントを寄せています。「皆さんが会話内容を発表するとき、要点をホワイトボードに書いていましたが、そのまとめ方や見せ方が分かりやすく、失語症の方々に親切に表現されていたのは大変よかったと思います。日頃の授業で、失語症の方のための要約筆記について『仮名ではなく漢字が有効・レイアウトも重要』と話してきました。今回、対話会の準備をする中で、クラス全体でディスカッションする機会があり、そういった積み重ねが対話会に生かされていたのを感じます。来校者の皆さんにも喜んでいただけ、本当によかったですね」。
 
 大阪医療福祉専門学校の言語聴覚士学科では、「対話力」のある言語聴覚士を育てようというコンセプトのもと、カリキュラムを組んでいます。1年生は第一ステップの「対話会」が成功し、次は学内での「ことばの相談室」見学実習に向け、新しい一歩を踏み出していきます。これからも教職員一同、学生さんとともに、立派な言語聴覚士育成のために頑張っていきたいと思います。

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(事務局 水津)