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【重要なお知らせ】新型コロナウイルスの感染について~感染症法上の分類が5類に移行~(第29報) 

滋慶学園グループの皆様へ

滋慶学園グループ

総長 浮舟 邦彦

 新型コロナ感染症対策本部を2020年1月27日に設置して3年余りが過ぎました。思い起こせば、国内では豪華客船ダイヤモンドプリンセス号で発生した未知の新型コロナウイルスがパンデミックとなり拡大することになることを、誰が予測できたでしょうか。当初は日本政府だけでなく、感染症の専門家さえもこれほど重大な事態になるとは考えなかったのではないでしょうか。

コロナ禍が長期間に亘り、世界中の社会経済に大きな影響を与え、様々な業界に大きな影を落としました。我々日本国民全体にとっても、大きなストレスと我慢を強いられる状況まで追い込まれてしまうとは、当時は誰も予測出来ませんでした。ワクチンの開発が追いつかずに、数多くの方が死に追いやられました。感染することによる大きな恐怖心があちこちで生まれ、連日、感染者が続出することにより、長期に亘る隔離や自宅待機を行政主導の中、強いられてきました。

滋慶学園グループ内においても、マスクやアルコールすら調達することが困難な状況に追い込まれました。あらゆるネットワークを駆使し、何とかその調達に漕ぎつけた記憶が甦ります。その状況下においても教育を継続する責任がありました。時間との闘いの中、対面から遠隔授業への切り替えなど学校現場における教育環境や授業方法の変革を余儀なくされました。グループ本部と、各学校やサポート企業との間で集中的に対策のマニュアル作りを行うため、徹底的な話し合いを行って形にしました。改訂も日々変化する状況の中で何度も繰り返して行いました。

新型コロナウイルス感染症対策本部を設置した当日に第1報を配信してから昨年8月の第28報の発信にいたるまで、注意喚起や重要事項を皆さんとともに情報共有を継続してきました。社内報では海外研修や海外出張に関する規定や注意喚起、現場での対応措置等について、第1報から第60報まで発信を続けてまいりました。

昨日、政府通達により新型コロナウイルス感染症が2類から5類に移行されました。長い闘いの大きな節目になったと考えるべきかも知れません。新型コロナウイルス感染症は、季節性インフルエンザの扱いになりました。

文部科学省から昨日5月8日付で「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」の通達がありました。マニュアルに記載されていますが、感染状況が落ち着いている平時においては、換気や手洗いという日常的な対応が継続されなければなりません。マスクの着用も含めて自己責任となりましたが、私達は昨年1月から激減した感染者が7月、8月に過去にない記録的な感染者の発生となったデータを持っています。ウイルスが変異して再度感染者が増大するかもしれません。決して油断はできません。今年度も夏の時期までは決して気を緩めることなく、これまでどおり感染対策を十分に行い、集団での実習やグループ形式でのイベント等の活動においては、マスク着用やアルコール消毒の励行をこれまで同様に対応して頂くことが肝要だと思います。

新型コロナ感染症対策本部も解散せず、感染者集計はいましばらく続けます。
安心して充実した生活を学生、教職員、社員の皆さんに送って頂くためにも、引き続き感染症対策をどうぞよろしくお願いします。

以上。