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鳥取市との“公私連携”で取り組む「鳥取市医療看護専門学校」新校舎の竣工式 鳥取市長と浮舟総長、橋本学校長らがテープカット

JR鳥取駅前に竣工なった鳥取市医療看護専門学校(認可申請中)の新校舎。地域医療を担う“公私連携型”人材育成の基地として期待されている

 鳥取市から誘致を受けて、地域医療を担う人材の養成をめざして学校法人大阪滋慶学園が来年4月開校予定で設立認可を申請中の「鳥取市医療看護専門学校」の新校舎がJR鳥取駅前に完成。6月28日(土)に鳥取市の深澤義彦市長をはじめ、東部4町の首長ら地元の政財界、医療・福祉・教育界の関係者や工事関係者らと、学園理事長として施主を務める浮舟邦彦滋慶学園グループ総長、初代学校長を務める橋本勝信常務理事ら滋慶学園関係者約120人が出席して竣工式が行われました。地元報道機関の取材の中、テープカットが行われ、“公私連携”によって生まれた地元貢献型の同専門学校の前途を全員で祝しました。

 鳥取市などの支援を受けて完成した新校舎は、鉄骨6階建て延べ床面積約6100平方メートル。山陰東部の玄関口、JR鳥取駅前にある風紋広場の一角に立つ白亜の校舎は医療・福祉を目指す学生たちが学ぶにふさわしい清潔感溢れる外観となっており、外壁に書かれた「鳥取市医療看護専門学校」の文字がひときわ目立っています。昨年10月21日に地鎮祭を行ったあと地元の設計・建設会社による共同企業体が建設にあたって来ました。

テープカットで鋏を入れる浮舟総長、深澤市長(中央の2人)らテープカットで鋏を入れる浮舟総長、深澤市長(中央の2人)ら

 竣工式は新校舎1階にある図書室を使って行われ、地元、聖神社による神事のあと、施主として浮舟総長があいさつを行いました。浮舟総長は地元の熱望に押し切られる形で同校の設立を決意したことを明かしたうえで、「わずか7ヶ月の短い間に事故もなく素晴らしい校舎を建てていただきました。医療は病院完結型から地域連携型、業種間連携型の医療・福祉へ転換して行こうとしています。若い人たちが地元で学び、地元に就職して、地元の医療や福祉に尽くしていくリンクは非常に大切だと私たちも考えてきました。そのことが、まさにこの鳥取市医療看護専門学校を拠点として完成できるのではないかと願っています。
 あとは我々大阪滋慶学園が培ってきたノウハウと滋慶学園グループのネットワーク力をすべて出しきって素晴らしい学校を作るばかりです。地元の方々からも自慢していただけるような学校を作ってまいります」と述べました。

鳥取市の深澤市長鳥取市の深澤市長

施主として挨拶を行う浮舟総長施主として挨拶を行う浮舟総長

 また来賓を代表して深澤市長と前市長の竹内功市政顧問から祝辞をいただきました。
深澤市長は「竣工式を迎えられ心よりお祝い申し上げます。本市におきましては次の時代の医療を担う人材を地元で育成するとともに看護師やリハビリ専門職などの不足を解消していこうと平成24年より医療系の看護専門学校の誘致を進めてまいりました。学校法人大阪滋慶学園に開学していただける運びとなり、心より感謝申し上げます。

 健康づくりや医療、福祉に力を入れている本市にとりまして、この専門学校は今後、欠かせない重要なパートナーとなっていくものと思っております。保健医療や福祉の人材養成に大変優れた実績を持っておられる滋慶学園に地域の医療現場に精通した優れた人材を養成していただけることを大いに期待しています。いよいよ来年度、多くの学生さんをお迎えすることになりますが、卒業後はこの鳥取県の東部圏域で医療や看護の中心となって活躍していただくことを願ってやみません」と述べました。

鳥取市の竹内前市長鳥取市の竹内前市長

 竹内前市長からは「地元の関係者が一堂に会しての竣工式、まことにおめでとうございます。このプロジェクトの推進を図ってきた一人として心から喜びたいと思います。大阪滋慶学園は医療看護、福祉、保健の分野で日本一といってよい最高の人材を育成しておられる学校法人だと確信しています。そのような立派な学校法人に進出していただいたことは、鳥取市の歴史においても輝かしい1ページになると思います。高齢化、人口減少の時代を迎え、これからの医療、福祉を担う人材を地元で確保できる道が出来たということで公共団体はもとより、医療、福祉関係者の皆さんに大きな光明となっています。若い方々が地元で学び、地元で定住してしっかりと医療福祉の世界で活躍される、考えてみるだけでとても夢のある、将来を展望できることだと思います。本日竣工を迎えたこの建物がこれからの国を支える大きな拠点となることを確信し、これから10年、25年後を展望し、本当にこの学校が出来てよかったなあと思える時がくることを願っています」と祝辞をいただきました。

橋本初代学校長橋本初代学校長

 このあと、工事関係者らへの感謝状贈呈、祝電披露などが行われたあと、浮舟総長と深澤市長、それに橋本学校長、白兎設計事務所の霜村將博社長、大和建設の竹中由紀夫社長、同校顧問に就任した鳥取医療センターの下田光太郎院長の6人でテープカットが行われました。

 最後に学校法人大阪滋慶学園の橋本常務理事が初代学校長としてお礼の挨拶を行い、「事故なく短期間にこんな素晴らしい校舎を完成させていただき感謝します。行政や病院関係の方々からも、実習教育の支援など本当に沢山の支援や協力をいただいています。しっかりと地元に貢献出来る素晴らしい学校運営が行えるように教職員一同、頑張ってまいります」とお礼の言葉を述べました。

 なお、同校舎には看護学科(定員80名、昼間部3年制)、理学療法士学科(同40名、昼間部3年制)、作業療法士学科(同40名、昼間部3年制)、そして山陰では初となる4年制大学卒業者対象の言語聴覚士学科(同40名、昼間部2年制)の4学科が入ります。

  • 工事関係ご代表に感謝状贈呈

    工事関係ご代表に感謝状贈呈

  • 竣工式の式典会場

    竣工式の式典会場

  • 沢山のメディアが取材

    沢山のメディアが取材