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名古屋4校の入学式 『You Raise Me Up』のコーラスで祝福しました!

 滋慶学園グループの名古屋地区の専門学校4校の2024年度入学式が4月12日(金)、名古屋市中区のNiterra日本特殊陶業市民会館で行われました。在校生による産学連携教育の成果のプレゼンテーションに続き、音楽業界の第一線で活躍中の卒業生たちの演奏や、姉妹校の卒業生でロックバンド「SOFIA」を率いる松岡充さんの熱唱で会場を魅了。NSMゴスペルアンサンブルの『You Raise Me Up』のコーラスで感動に包まれる中、新入生たちは夢に向かって第一歩を踏み出しました。

 

 前半の式典では、新しく就任した4校の運営母体である学校法人 滋慶コミュニケーションアートの竹本雅信理事長が、全教職員と理事を代表して挨拶。歴史家・作家の名誉学校長、加来耕三先生らが登壇して祝辞を述べ、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長と、名誉学校長で音楽評論家・作詞家の湯川れい子先生がビデオでメッセージを贈りました。

 入学式が行われたのは次の4校です。

 ・名古屋デザイン&テクノロジー専門学校(名古屋テック)
 ・名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校(NSM)
 ・名古屋医健スポーツ専門学校(名古屋医健)
 ・名古屋ECO動物海洋専門学校(名古屋ECO)

学校長、木村一郎先生

 国歌斉唱の後、名古屋テックとNSMの犬飼保夫学校長の紹介に続き、名古屋ECOと名古屋医健の木村一郎学校長が式辞を述べました。バスケットボール男子日本代表とバレーボール男子日本代表が、激闘の末にパリ五輪の出場権を獲得したことに触れながら、「最後まで諦めることなく夢を実現したことは、大いなる生きる力を与えてくれました。皆さん自身が夢を実現し、社会に旅立った時に、皆さんの笑顔と優しさ、思いやりが周りの人たちに勇気を与えてくれるものと思います。生き抜くための希望、未来の目的を与えてくれるでしょう。1日1日を大切に、仲間と共に精進してください」と激励しました。

歴史家・作家、加来耕三先生

 加来先生は400冊以上の書籍を執筆。企画・監修などを担当するコミック版 日本の歴史シリーズは累計発行部数300万部を超えています。祝辞の中で、徳川家康や豊臣秀吉らをモデルに戦国時代の覇権争いをリアルに描いたアメリカのドラマ「SHOGUN 将軍」が大ヒットしたことを紹介。小道具から照明、メイクにまで、“本物”に拘り抜いたことなどが功を奏したと指摘しました。

 「皆さんは、将来プロフェッショナルとして、こんな風にやるぞ!という抱負を持っているかもしれません。しかし多くの場合、机上のことかもしれません。大地に足がついて物事を進めることが大切です」と諭しました。そして「この先、つまずきそうになることがあると思います。でも、それは成功への道を歩んでいるということであり、超えられない壁はないと思います。そんな時は、どうか講師や担任の先生、学校の職員を頼っていただきたいと思います。必ずサポートいたします」と励ましました。

水族館プロデューサー、中村元先生

 全国の水族館で、構成や展示計画などを手掛ける名誉教育顧問、中村元先生は『三匹の子豚』の物語に言及。わらの家を簡単に建てた兄を怠け者とし、森の木を切って焼いたレンガの家を建てた末っ子の子豚について、今のSDGsの時代、木を切って森を無くしレンガを焼く感覚を非難しました。「それに対して真ん中の子豚は、二酸化炭素を閉じ込めた樹木をそのまま使って木の家をつくります。そして山には樹木を育てます。日本人のやり方です。つまり時代や生活によって、正しい常識というのは違うんです」と語りました。

 そのうえで「この学園は、皆さん一人ひとりの常識を探していく場所です。是非、皆さんの家の設計図をこの学園で描きあげてください。講師の先生や教務の先生がお手伝いをしてくれます。卒業時に皆さんが、それぞれ家の設計図なり、自分の地図なりを持っているよう祈念します」と述べました。

ダンス衣装デザイナー、ケイコ・ヴォルティア先生

 海外教育顧問、ケイコ・ヴォルティア先生は、姉妹校の東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校を卒業後、アメリカでダンサー、振付師などとして活動したのち、ダンス衣装デザイナーとして世界的に活躍しています。祝辞で「高校の卒業式の次の日に捨てたのが英語の教科書でした。大嫌いな科目で、2度と英語を話すことはないと思っていました。それから私は自分のすべてを捧げても構わないという夢に出会いました。ダンスです」と語りました。学校の海外研修でニューヨークに行き、卒業後は海外サポートシステムで4年間のダンス留学。その後ニューヨークの舞台に立ちました。

 「嫌いだった英語も、夢を叶えたいとの思いで苦にはなりません。アメリカ全土で働きたい、その後はアメリカを飛び立って海外ツアーに参加したいと思い、そんな夢を全部叶えました。いま思うと海外の扉を開けてくれたのはこの学校でした」と振り返りました。「ウエルカム・オン・ボート! 滋慶学園グループという大きな船にようこそ。みんなで一生懸命に勉強して、辛い時期もあきらめず、海外の扉をあけて飛び立ってください」と祝福しました。

浮舟邦彦総長

 滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は、ビデオでお祝いのメッセージをおくりました。まず目的・目標を明確にし、卒業時をゴールに学びをスタートさせるよう求め、「卒業後の仕事でキャリアを伸ばしていく、その基礎を学ぶ学生生活が始まるのです。今日の入学式はその意味で単なるセレモニーではなく、最初の授業だと思ってください」と語りました。

 国家試験のある学科については、合格に必要な技術・知識を身に付けることの大切さ、高等課程の新入生には学びの基本・学びの習慣を身に付けることの大切さを強調。また社会人として仕事をしていくための「身構え・気構え・心構え」を学ぶよう訴えました。そして「皆さんの仕事は国を超え、世界が職場になります。多くの国の方々と一緒に仕事をすることもあるでしょう。コミュニケーション言語としての英語の大切さ、専門英語の大切さを理解してください。違った価値観や文化を理解する真の国際的な感性を身に付けてほしいのです。グローバルな視野をもった人材になってください」と述べました。

名誉学校長、湯川れい子先生

 名誉学校長の湯川れい子先生は、エルヴィス・プレスリーやビートルズ、マイケル・ジャクソンなどのアーティストを日本に広く紹介。作詞家として「ランナウェイ」「セントメンタル・ジャーニー」「恋におちて」などのヒット曲を手がけてこられました。ビデオメッセージで「わたしは88年の間、自分が楽しいこと、やりたくて仕方がないことしかやってこなかった。昭和から平成、令和と、作詞した曲を歌っていただいていますが、その時々に必死に仕事と取り組んだ結果に過ぎないんです」と自らの人生を振り返りました。

 湯川先生も色んなコンペで落ちたことや断られたこともあり、何回か傷つき自信をなくしたそうです。そんな時、鏡をみて自分に語りかけたと言います。「花はなんのために咲くのか。小鳥は誰のために歌うのか。みんな自分のためです。世界中に何百万本のバラがあろうとも、私というバラは私だけ。咲くために生まれてきたんだから、なんとか咲ききって美しく散りたい、と…」。そうすると立ち方も歩き方も、笑い方も変わったそうです。

 そして「これだけは覚えて帰ってください、あなたという存在は2人といないんです」と強調し、在学中に望むことを伝えました。「私は絶対に手放したくないという好きなことを見つけられたので生きてこれました。皆さんも好きを見つけてほしい。好きな人、好きな先生、好きな科目、好きな自分…。そして世の中に咲き誇ってください。世の中に飛び出していってください。ご入学をこころから祝福します」。湯川先生はこう語り、エアハグを贈りました。

滋慶コミュニケーションアートの
竹本雅信理事長のあいさつ

 私ども滋慶COMグループは1987年の開校以来、37年間にわたって産学連携教育、業界が必要とする人材を業界と共に創っていくというコンセプトの下、多くの卒業生を輩出してまいりました。卒業生の活躍を通じて、産業界に貢献できていると自負しております。

 新入生の皆さんは、好きを仕事にしたい、また大好きなことで人に感動や喜びを与えたい、そしてこの学校だったら自分の夢が叶えられると思って、入学していただきました。われわれ全教職員は皆さんの夢を実現させるために、またひとり一人の皆さんがこの学校を選んでよかったと思っていただけるように、全力でサポートさせていただきます。

 保護者の皆様も、お子様の夢の応援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。最後になりますが、数ある選択肢の中で、本校を選んでいただきましたことを心より御礼申し上げます。有難うございました。

第1回目の授業 
先輩が産学連携の成果 プレゼンテーション

 卒業式の第2部は第1回目の授業として、先輩の在校生や卒業生が英語と日本語でプレゼンテーション。新入生たちは先輩たちによる産学連携成果、業界で活躍する卒業生の姿を見て、自らの目標を再確認しました。

「軟⾻⿂類における環境エンリッチメント」 名古屋ECO ドルフィントレーナー専攻卒業生ら

 水族館のシーライフ名古屋から、飼育しているエイやサメなどの魚類に対する環境エンリッチメントを考案してほしいとの課題をいただき、グループに分かれてプランを検討。環境エンリッチメントとは、動物福祉の立場からインテリアや食事方法などの生活環境を考える概念のことで、ブロックハウスの案が採用されました。

「1⽇フィールドワーク体験」企画・運営プロジェクト 名古屋ECO 動物園・動物飼育専攻卒業生ら

 日本モンキーセンターから小中学生を対象とした「1日フィールドワーク体験」プログラムの企画・運営の依頼があり、「おもちゃフィーダーづくり」の企画を提案、採用されました。フィーダーとはエサを与える器や道具のことで、チンパンジーを対象に筒の中に入れたバナナを押し出して食べる「ところてん風フィーダー」などを考案。当日は子供たちと共に楽しく製作しました。

ワーナーミュージックJAPAN 楽曲制作プロジェクト NSM 作曲&アレンジャー専攻、加古祐也さん

 ワーナーミュージックJAPANから、TikTokのフォロワー数265万にのぼるインフルエンサーginjiroさんへの楽曲制作の難しい課題をいただき、加古祐也さんは、得意のピアノとサックスを使うなどして制作。採用が決まって音源をつくり、ginjiroさんのニューシングルとして配信されました。その後、大手アパレルメーカーのワークマンのテーマソングとして店舗で流れています。

SO.ON project NAGOYA 地域活性化プロジェクト NSM 総合音楽科(高等課程)卒業生

 NSMのアイドルグループ、SO.ON project NAGOYAは「名古屋をもっと元気な街にしよう!」を合言葉に社会貢献に取り組み、献血キャンペーンなどのイベントに出演しました。名古屋をさらに盛り上げるため、歌詞や振り付けを名古屋が感じられるように工夫した楽しい曲『ナゴヤへGo!』をメンバーで制作。プレゼンテーションで披露しました。

子どものバランス能力向上に向けたダンス制作・普及プロジェクト 名古屋医健 スポーツ科学科の学生グループ

 コロナ禍で子どもの運動能力が低下、特にバランス能力が低くなったという研究結果が発表されました。研究を行った愛知県三河青い鳥医療療育センターから「家庭でも取り組めるバランス能力向上に向けた運動を、音楽を使ったダンスの形で制作・指導をしてほしい」との依頼があり、子どもの動きを見るなど調査・研究を重ねながら制作。このダンスによってバランス向上が認められました。

治療院開業への道 名古屋医健 鍼灸科/柔道整復師科卒業生、久田晴菜さん

 久田さんは昨年、愛知県碧南市で鍼灸治療院を開業しました。久田さんは20代の10年間、アメリカで和太鼓を叩いてタップダンスをするパフォーマンスグループの主要メンバーとして活動。日本人鍼灸師に出会ったことで、身体をメンテナンスする仕事に興味を持ち2017年から学校で学び、国家資格を取得しました。現在10代から90代まで、幅広い患者の治療に当たっています。

バリスタデモンストレーション 名古屋医健(食健康テクノロジー科)卒業生、高山ちなみさん

 高山さんは名古屋市内のカフェ「Café One」の店長です。高校生の頃からお菓子作りが好きで、カフェで働きたいという夢が実現。在学中はエスプレッソにミルクを注いで表現するラテアートに興味を持ち、在学中から様々な大会に出場してきました。ラテアートの国内大会で優勝、世界レベルのバリスタが競い合うラテアートの大会でも3位入賞するなど輝かしい成果をあげています。

3Dレイアウトを使用したアニメーション制作 名古屋テック デジタルクリエーター科の学生グループ

 株式会社バンダイナムコフィルムワークスから3Dレイアウトを使用した立体感のあるアニメーション制作の課題をいただき、デジタルクリエーター科でアクションシーンを取り入れたムービー「MECHANICAL FIGHTER」を制作。近未来の設定で、好きな姿で生きることができるメタバースをコンセプトに、9歳の主人公の少女がロボットとなってライバルと戦うというストーリーです。

2023 JIKEI COM CUP U18大会 名古屋テック e-sports科の学生グループ

 滋慶学園グループが主催した17歳以上の高校生によるeスポーツのオフライン大会「JIKEI COM CUP U18」の運営ついて、プレゼンテーションしました。オンラインでの予選大会を通過した20チームの高校生たちが、昨年11月に幕張メッセでの決勝大会に出場。株式会社DeNAとのマーケティングで企業からの協賛を得ることもでき、大いに盛り上がりました。

先輩たちの記念演奏 フィナーレはゴスペルアンサンブル『You Raise Me Up』

 この後、姉妹校も含めグループの卒業生のアーティストによる演奏で、「インビクタス/負けざる者たち」「ラ・ラ・ランド」「エルビス」などの映画音楽から5曲を披露しました。

 姉妹校の東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)卒業後、ロックバンド「MY FAST STORY」に参加したドラムのKid’zさん、大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)卒業生のベースのMASAEさん、OSMの卒業生で副校長もつとめるギターの引田寿徳さん、東京コミュニケーションアート専門学校卒業生でギターの黒田晃年さんら。NSMの卒業生で昨年、ロックバンド「花冷え。」に加入したドラムのチカさんも登場しました。ヴォーカルの3人はすべて福岡スクールオブミュージック専門学校の卒業生でした。

 この後、OSMの卒業生でロックバンド「SOFIA」の松岡充さんが登場すると大歓声が沸き起こり、新入生を励ますスピーチと松岡さん作詞・作曲の「夢」の熱唱にくぎ付けになっていました。

 フィナーレは、NSMゴスペルアンサンブルによる『You Raise Me Up』です。演奏は超豪華な方々で、キーボードがゴダイゴのリーダーで名誉教育顧問のミッキー吉野先生と、海外教育顧問のジョーイ・カルボーン先生、ドラムスは海外教育顧問のトミー・スナイダー先生、ベースはプリンセス・プリンセスのリーダーで東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TMS)の学校長、渡辺敦子先生、ギターは副校長のクリス・ジャーガンセン先生。

 ヴォーカルは海外の著名アーティストらと共演をしてきたTSM渋谷の卒業生の斉藤早春さん、指揮はTSM渋谷学校長の池末信先生です。

 困難に見舞われ 心に重荷を抱えた時
 あなたが励ましてくれるから 山の頂にも立てる
 あなたが励ましてくれるから 私は強くなれる…

 徐々に盛り上げながら、それぞれの夢に向かって歩み始めた新入生たちに祝福のメッセージを贈りました。

(Web広報センター)