北海道エコ・動物自然専門学校は、本校で小学生を対象とした夏休み動物のお仕事体験を実施しました。この企画は学校の認知向上・地域貢献、学生のコミュニケーションスキルの向上を目的としています。また小学生にとっては体験だけではなく、まとめシートを作成し夏休みの自由研究にもなるような内容です。

　昨年に引き続き体験コースは「動物飼育体験」「ドッグトレーナー体験」「動物看護師体験」「トリマー体験」の4つです。今年は各コース先着8名に定員を増やして募集をしましたが、すぐに定員に達してしまうほど大好評でした。

　当日はそれぞれのコースで、小学生と本校の学生がペアになり午前中に体験、午後にまとめ作業をしました。初めは小学生もお手伝いの学生も緊張をしていましたが、お互いに自己紹介をして、どんな風にまとめていくのかを話しているうちに、表情がほぐれていきました。

　午前の体験中では、小学生がまとめ作業で使用するのに必要な写真を学生が撮影するようにしました。とても活き活きした表情で写っている写真が多く、子供たちにとって有意義な時間になったと感じました。

　午後からのまとめ作業では、当日の体験で学んだことをただ画用紙に書くだけではなく、色を使い分けたり、クイズ形式にしたりと各自見やすくする工夫をしていました。お手伝いの学生たちもより良い制作物にするために、しっかりアドバイスをしてくれていました。

　帰る際にはペアの学生にお手紙を書いている子がいたり、体験で担当した犬との別れを惜しんで泣いてしまう子がいたり、1日を通してコミュニケーションをしっかりとれていたことが感じ取れました。

　動物の仕事は対動物だけでなく、人とのコミュニケーションがとても大切なので、普段あまり関わることのない小学生との1日は、学生たちにとってもいい経験になったのではないかと思います。来年度以降もこうしたイベントを行い、地域貢献・学生の成長に繋げていければと思います。

（北海道エコ・動物自然専門学校　動物飼育学科　向　日奈子）