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滋慶学園グループの浮舟邦彦総長と大阪府教育委員会の水野達朗教育長 教育について語り合いました

 滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は12月18日(水)、大阪府教育委員会の水野達朗教育長と、第24回職業体験セミナーの会場のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で懇談しました。話題は、学生たち自らが作り上げ185公演ものロングランが続く社会貢献ミュージカル「明日への扉」から、子どもに考える機会を用意することが如何に大切かという点にまで広がり、教育をテーマにした有意義な話し合いとなりました。

 水野教育長は、セミナー会場で行われた「第15回作文・創作コンテスト」の授賞式に来賓として出席。式典後、エディオンアリーナ大阪特別室での懇談となりました。水野教育長は、子どもの教育について「育てよう、育てようとするよりも、機会をつくってあげることが大事」などと、子どもの自主性を重んじる姿勢を強調しました。

 浮舟総長は「われわれもそう考えています」と賛同し、その好事例として1994年から続いている社会貢献ミュージカル「明日への扉」を挙げ、骨髄移植、骨髄バンクの厳しい現状を知った学生たちが「自分たちにできることはないか」と考え、取り組んできた経緯を説明。「うちの教育システムの中で重視している産学連携教育の成果です。このミュージカルに出演していた子が劇団四季で主役などとして活躍しているんですよ。キャッツやライオンキングでもそうでした」と語りました。

 水野教育長が少子化の問題に触れ、「府立高校の良さ、魅力を如何に発信していくかが課題で、(滋慶学園さんに)ご相談すると、生徒自らプロモーションするの良いのではという話になりました。解決を子どもに委ね、さまざまな機会を大人が用意することが重要だと…」と話すと、総長は「そこが非常に大事なところだと思います。大人がこうしなさい、ああしなさいというのではなく、子どもが気づくことが大切です。職業体験セミナーでも、自分の将来について色んな職業に接することで、じゃあ弁護士になるにはどうしたらいいのか、という視点も出てきます。すると、高校での学びも変わってくると思うんです」と話しました。

 放送芸術学院専門学校(大阪市)のサポートで、府立高校の生徒自らがPR動画を作り、中学生や保護者らにSNSを活用してアピールする取り組みについても話が飛びました。大阪府教育委員会と連携協定を交わしている滋慶学園グループが依頼を受け、放送芸術学院が府立高校生を対象にしたSNSの研修会を開催。12月23日(月)には大阪府教育員会主催で成果発表会も行われました。水野教育長はこの活動について、「吉村知事も『ええやん、ええやん』と気に入って褒めていただいています」と紹介していました。

(Web広報センター)