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目指す道へ踏み出そう―就職フェア2025を開催 大阪滋慶学園 1450人の学生が参加しました!

 医療・福祉の分野を中心に専門学校や大学などを運営する学校法人 大阪滋慶学園の「就職フェア2025」が5月1日(木)、大阪市北区中之島の大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催されました。学生たちが医療機関や福祉関連、鍼灸・接骨院、薬局などの事業所のスタッフと直に接して仕事と業界を深く知るとともに、双方がコミュニケーションをとることで早期内定につなげるイベントです。21回目となる今回のテーマは「目指す道へ踏み出そう~自分のために、社会のために~」。午前と午後に分けて入れ替え制で行われたフェアには、計301の事業所がブースを出展し、計1450人の学生が参加しました。

 フェアには、大阪医療技術学園専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校の5校の学生のほか、美作市スポーツ医療看護専門学校と滋慶医療科学大学、グループ校である京都医健専門学校の学生たちも参加しました。

「時代背景を読み取り、業界の求める人材へ」 橋本勝信常務理事

 開会式では、大阪ハイテクノロジー専門学校や大阪保健福祉専門学校など5校の学校長を務める学校法人 大阪滋慶学園の橋本勝信常務理事が登壇し、あいさつしました。

 橋本常務理事は、新しい技術開発が進み、「ヘルステック」(医療・ヘルスケアとテクノロジーを融合して新しい価値を創造する取り組み)が急速に進行しているという国内市場の状況に触れ、大阪滋慶学園では、①ヘルステックでの研究開発②医療支援③未病・予防④生活支援⑤業務効率化⑥見守り・介護の分野での新しいAIとDXの導入—に取り組んでいると紹介。「社会では産業構造の転換が進み、特に医療・福祉業界では業務効率化がどんどん進んでいます。そのような現場でも、患者に寄り添う役目は、看護師、介護福祉士、リハビリ系職種などが担っていますが、AIも含めた『多職種協働』の時代に進んでいます」と業界が大きな転換期を迎えていることを指摘した上で、こう述べました。

 「大阪滋慶学園は、教育理念である実学教育・人間教育・国際教育をベースに、『多職種協働』も取り入れながら人材育成に取り組んでいます。今年は医療・福祉業界の連携が始まる節目になる年になるでしょう。皆さんのご協力をぜひお願いします」

 そして、学生に向かって「現在の時代背景を学び、読み取り、取り込み、この就職フェアを通じて業界の求める人材へと行動してください。そして働くことの意味、現場を知ること、自己適性に合った職種の選択など、多くのことを学んでください」と説き、フェアにご参加いただいている事業所関係者に対し「業界からのご要望を受け賜わり、課題解決してまいりますので、ご支援をお願い申し上げます」と述べました。

 橋本常務理事のあいさつの後、2005年の第1回就職フェアから毎回欠かさず参加してくださっている事業所の代表者に、感謝状が贈呈されました。20回連続でご出展いただいたのは以下の10事業所です。

 ・社会医療法人 愛仁会(大阪府高槻市など)
 ・公益財団法人 唐澤記念会 大阪脳神経外科病院(大阪府豊中市) 
 ・医療法人 吉栄会(大阪府岸和田市など)
 ・洛和会ヘルスケアシステム(京都市下京区など)
 ・社会医療法人 山紀会(大阪市西成区など)
 ・社会医療法人 若弘会(大阪市浪速区など)
 ・社会医療法人 ONE FLAG(大阪市旭区など)
 ・一般財団法人 滋賀保健研究センター(滋賀県野洲市など)
 ・社会福祉法人 愛光会 障がい者支援施設 愛光園(大阪府八尾市)
 ・医療法人 徳洲会 代表して野崎徳洲会様に贈呈(大阪府大東市など)

多くの卒業生が親身になって後輩たちを応対

 開会式が終わり、就職フェアがスタート。大阪府や兵庫県などで病院や介護施設などを運営する社会医療法人愛仁会は看護師50人、セラピスト35人、総合職10人、介護職10人を募集するとあって、そのブースには黒山の人だかりが。担当者の説明に、学生たちは聞き入っていました。「12連休とれます!」「診療費補助」「副業OK!」などとPRする事業所や、資格取得支援など好条件をうたう事業所のブースも大勢の学生が詰めかけていました。

 また、会場では、大阪滋慶学園の卒業生たちが勤め先の事業所について説明する姿も見られました。大阪府や兵庫県で鍼灸整骨院を展開する株式会社EternalSmileのブースでは、この春に大阪ハイテクノロジー専門学校を卒業したばかりの大浦春紀さんが応対。事業所の説明だけでなく、「後輩たちの不安を少しでも和らげてあげたい」と自身がこの会社に入社した経緯を説明したり勉強法についてアドバイスしたりしていました。このほかにも多くの卒業生が後輩学生たちを親身になって応対していました。

 参加した事業所の中には、滋慶学園OBが起業した会社もありました。大阪保健福祉専門学校の卒業生が起業した株式会社NSA(大阪市中央区)で、多くの住宅型有料老人ホームを運営するほか、訪問介護、訪問看護、不動産事業などを展開する会社です。同社のブースには、「いがいと ええやん、かいご」というメッセージが掲げられ、目を引いていました。

 滋慶学園グループの社会福祉法人「青野ヶ原福祉会」が運営する特別養護老人ホーム青都荘(大阪市都島区)もブースを出展し、介護職の意義と面白さをPRしていました。ユニークなところでは、メディアグループの社会福祉法人 産経新聞厚生文化事業団(大阪市浪速区)が出展。救護施設や入所・通所施設、グループホームなど多数の施設を運営していることや、さまざまな公益事業、イベントを行っていることを説明していました。

高等学校の教員対象セミナーも開催

 グランキューブ大阪の別のフロアでは、高等学校の教員を対象にしたセミナーがありました。看護・医療の業界事情を伝えるセミナーや、専門学校における入試制度の紹介、就職フェアの見学会などが行われ、大阪滋慶学園の専門学校と高校との連携・交流を深めていました。

(Web広報センター)