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視覚障害のあるプレーヤーに学生が全敗! 埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校でe-sport体験の特別授業
株式会社ePARAによる特別授業が埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校で行われ、介護福祉士科の学生たちが視覚障害のある方々と格闘ゲーム「ストリートファイター」で対戦するという体験をしました。ePARAは「個性を発掘し、未来をつくる」というミッションのもと、eスポーツを通じて障害者の社会参加を支援する企業です。「バリアフリーeスポーツ」は、年齢や性別、障害の有無に関わらず、誰もが参加できる環境を提供しています。

授業で、学生たちは視覚障害のあるePARAのプレーヤーの方々と対戦しましたが、一度も勝つことができませんでした。視覚に頼らず研ぎ澄まされた聴覚のみで判断する能力の高さを肌で感じることができました。

これから介護の業界で働く学生たちは、今回の体験を通じて、介護のサービスを受ける方が決して弱者なわけではなく、社会は個性の中で持ちつ持たれつの関係で成り立ち、お互いに補い合って過ごしていくという視点を持つことが大切だと学びました。
この経験を通じ、介護の分野にどどまらず福祉・社会と広い視野を持ち、「他者の立場に立つ」という感覚を育てていってほしいと思います。
(埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校 介護福祉士科 田村 仁美)