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鍼灸師のたまご”たちがお灸・ツボケア体験のブースを出展 東京メディカル・スポーツ専門学校の学生が江戸川区民まつりで学びを実践

10月12日に開催された東京都江戸川区最大級のイベント「江戸川区民まつり」に、東京メディカル・スポーツ専門学校 鍼灸師科の1年生が「鍼灸師のたまごによるお灸・ツボケア体験」ブースを出展しました。本企画は、入学以来学んできた知識と技術を実践的な形でアウトプットし、早期臨床体験を通じて学びを深めることを目的に実施。当日は天候にも恵まれ、3歳のお子様からご高齢の方まで、約300名もの方々にお立ち寄りいただくなど大盛況となりました。
ブースでは、4月から履修している経絡経穴(ツボ)や鍼灸理論の知識を基に、学生たちが来場者一人ひとりのお悩みや体調を丁寧にカウンセリング。肩こりや腰痛といった主訴に合わせ、効果が高いとされる「特効穴」を選び、セルフケアとして手軽にできるお灸やシール鍼の体験を提供しました。

当初、初めて一般の方の身体に触れることになった学生たちの中には、緊張からか対応に躊躇してしまう姿も見受けられました。しかし、来場者との対話を重ねるうちに、次第に自信をつけた学生たちは、自ら積極的に声がけや施術を行えるようになっていきました。「お灸はヨモギから作られていて、血行を促進するんですよ」などと、習得した知識を自分の言葉で懸命に説明する姿は、教室での学習だけでは見られない、著しい成長の表れでした。
来場者からの「楽になったよ。ありがとう」という温かい言葉は、学生たちにとって何よりの励みとなり、鍼灸師という仕事のやりがいを肌で感じる貴重な経験となったはずです。

今回のイベント出展は、学生たちが知識を定着させ、実践的な技術とコミュニケーション能力を養う上で、極めて有意義な機会となりました。この経験を糧とし、未来の鍼灸師としてさらに大きく飛躍してくれることを期待しています。ご協力いただきました関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
(東京メディカル・スポーツ専門学校 教務部 鍼灸師科 進藤 千聖)