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あなたを一人ぼっちで闘わせたりしない―社会貢献ミュージカル「Hospital Of Miracle」大阪公演 放送芸術学院専門学校と大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校
2026.02.03
あなたを一人ぼっちで闘わせたりしない―。病院を舞台に繰り広げられる骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉「Hospital of Miracle(ホスピタル オブ ミラクル)」大阪公演が2025年12月17日(水)、18日(木)の2日間、大阪府東大阪市の東大阪市文化創造館で開催されました。主催は放送芸術学院専門学校と大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校。絶望の淵に突き落とされた少女が、難病と闘う少年や、子どもたちの心を癒すホスピタルクラウンらと出会い、希望を見いだしていく、という物語で、本公演では主人公の少女の設定が変わり、話題を集めました。フィナーレでは観客席がスタンディングオベーションで舞台を創り上げた出演者とスタッフを称えました。

滋慶学園COMグループでは、1994年に姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生たちが骨髄バンクへの理解を深めてもらうキャンペーンミュージカル「明日への扉」を上演。その志は後輩たちに引き継がれ、31年間続くロングラン公演となっています。その「明日への扉」の趣旨を受け継ぐ作品として誕生したのが「ホスピタル オブ ミラクル」で、2002年に開校した名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校で初演が行われました。その後、札幌、仙台、大阪、神戸、福岡でも公演がはじまり、今回の大阪公演が第105、106回目となります。
大阪公演はキャストをはじめ舞台制作や音響、照明、映像などすべて学生がつくりあげました。劇中のバンドは、プロのミュージシャンを目指す姉妹校の神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校の学生が担当。出演者のケアはトレーナーを目指す京都医健専門学校の学生が担いました。また耳の不自由な人もミュージカルを楽しめるよう、舞台袖のモニターに台詞が表示されました。


開演に先立ち、放送芸術学院専門学校の志水光如教務部長があいさつ。滋慶学園COMグループの社会貢献ミュージカルの歴史を紹介した上で、「学生たちは6月の結団式でミュージカルの目的を共有し、授業の一環として全力で舞台制作に取り組んできました」と語り、オープニング曲 「明日への君に」を紹介。ゴスペルアンサンブルの歌声で公演が始まりました。
誰かのために自分ができること…少女は院内DJを始めます
主人公の少女は、ダンサーとして将来を嘱望されていましたが、人生を左右する大切な大会を前に不慮の事故に遭い、大会出場を断念せざるをえなくなりました。「もう踊れなくなるかも…」。すべてをダンスに捧げてきた少女は生きる意味を見失っていました。


入院した病院で、少女はさまざまな人たちと出会います。難病と闘いながら今を明るく精一杯生きる少年、音楽に行き詰ったロックミュージシャン、失恋して心に深い傷を負った女性、小児病棟の子ども、子どもたちに「笑顔のお薬」を届けるホスピタルクラウン…。彼らとかかわる中で命の大切さや「なぜ生きているのか」の意味を考え始めた少女はやがて、誰かのために自分ができることを見つけます。病院内でオンエアされる院内放送のDJ(ディスクジョッキー)。少女が心を込めて読み上げるお便りや、ロックミュージシャンらによるリクエスト曲の熱唱に、患者たちは勇気づけられていきました。






「限りある日々を生きたい」心揺さぶる魂の叫び
少女と難病の少年は心を寄せ合っていきますが、少年はある日、みんなの前で倒れます。彼の病気は白血病だったのです。院長とスタッフがステージで「白血病患者を救うための骨髄移植は、HLAという白血球の型が一致しなければなりません。一致する確率は血縁関係がない場合、数百分の一から数万分の一と言われています。より多くの患者を救うためには1人でも多くのドナー登録が必要です」と骨髄移植と骨髄バンクへの理解を訴える場面もありました。




少年は一人で病気と闘うことを決め、誰にも何も言わずに病院を去ります。そしてDJの少女に手紙を送り、彼自身が「命について考え作詞した」というオリジナル曲「星空のベッド」をリクエストしました。「人生最後の一日を生きるように 限りある日々を生きたい」…。少年の魂の叫びは見る人の心を揺さぶります。出演者全員による手話コーラスは徐々に盛り上がりを見せ、感動のフィナーレを迎えました。

総勢302名の学生が骨髄移植への理解と協力をお願いしました
終演後、ミュージカルをつくりあげた全学生302名がステージに並びました。放送芸術学院専門学校の学生代表が「現在56万人以上の方が骨髄バンクにドナー登録をされていますが、せっかくドナーが見つかっても、実際には50%の患者さんがドナーの健康上の理由などで移植を受けることができません。さらに検査や治療などで多大な費用がかかるため、経済的にも大きな負担になっています」と骨髄移植の現状を改めて説明し、募金への協力を呼びかけました。



続いて、1985年に急性骨髄性白血病で亡くなった女優、夏目雅子さんの実兄で、一般財団法人夏目雅子ひまわり基金理事長と公益財団法人日本骨髄バンク評議員を務める小達一雄さんが登壇。「妹が世を去ったのは27歳、結婚して6ヵ月後のことでした。難しい病気にかかってしまったとき、家族が医者に聞くことはただ一つ。『助かりますか』。残念ながら『無理』という答えでした。諦められませんでしたが、諦めるしかありませんでした。この病気はその後ドナーに巡りあえたら治る病気になりました。しかし、ドナーが見つからないご家族・ご友人が大勢いらっしゃいます。どうかドナー登録、骨髄移植に対して、ご理解・ご協力をよろしくお願いします」。こう訴え、深々と頭を下げました。

この後、出演者やスタッフの学生たちはロビーに立って募金のお願いをしました。募金は亡くなった夏目雅子さんの遺志を継いで、抗がん剤などで脱毛に悩む患者に無償でカツラを貸し出す活動を続けている「一般財団法人夏目雅子ひまわり基金」と「公益財団法人日本骨髄バンク」、「一般社団法人OSAKAあかるクラブ」などに寄付されます。


社会貢献ミュージカル・明日への扉
「Hospital Of Miracle」大阪公演
《主宰》
- 滋慶COM
- 放送芸術学院専門学校
- 大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校
《後援》
- 一般財団法人夏目雅子ひまわり基金
- 公益財団法人日本骨髄バンク
- 大阪府教育委員会
- 一版社団法人OSAKAあかるクラブ
- 大阪府高等学校芸術文化連盟
《特別協賛》
- 青山商事株式会社「洋服の青山」
- 大塚製薬株式会社
- 株式会社学生情報センター
- キヤノンITソリューションズ株式会社
- コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
- サントリーホールディングス株式会社
- 株式会社ジェイ・エス・ビー
- 東洋ワーク株式会社
- 株式会社長谷工システムズ
- ハニカムファクトリー株式会社
- 株式会社ライオン事務器