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「飛翔~206新しい時代へ~」 大阪医療技術学園専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校の卒業式が行われました

 寒風の中にも春の兆しが感じられる3月9日(月)、学校法人大阪滋慶学園の大阪医療技術学園専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校の卒業証書授与式が、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で行なわれました。卒業生は3校あわせて514名。大阪医療福祉の水縄真友さんと大阪医療技術学園の山本華さんが家族や先生、友人たちに感謝の言葉を贈りました。卒業生たちは大勢の保護者や来賓、先生たちが見守る中、社会に向けて新たな一歩を踏み出しました。

「学びのサイクルを回し続けてほしい」 橋本勝信学校長

 「飛翔~206新しい時代へ~」をテーマにした式典。橋本勝信学校長は告辞で、iPS細胞を用いた再生医療製品が厚生労働省で承認を受けたニュースに言及し、「この製品を開発した企業には、大阪滋慶学園の卒業生たちが毎年のように採用され、地道に研究を積み重ねています。皆さんもその一員になることを誇りに、チャンスを活かせる人間であってほしいと願います」と激励しました。

 さらに社会に出るうえで、大切にしてほしいこととして「心の知能指数(EQ:エモーショナル・クオリティ)」を挙げ、患者や高齢者への配慮を忘れないことや、頂いた感謝の言葉を次に進むエネルギーにするようアドバイスしました。

 2つ目のポイントとして「学び続けるスペシャリスト」であることだと指摘。「科学技術が急速に進む時代にあって、AIやDXなどの新しい波を常に自分のものにしてください。 かつて本学を卒業した学生の中に、60歳近くになっても努力を続け、1兆円規模の企業の取締役に就任した方がいます」と紹介しました。

 結びに橋本学校長は「学び、道を知り、行う」という言葉を贈りました。「知識を得るだけではなく、どこへ進むべきかという『道』を定め、何より『実践する』ことが重要だという意味です。この学びのサイクルを回し続けることで、大きな花が咲くはずです。見えないところで努力を重ねる姿こそが人々に感動を与えます」と締めくくりました。

 続いて卒業生総代として大阪医療技術専門学校 鍼灸美容学科の矢野小夏さん、大阪医療福祉専門学校 作業療法士学科の小林奈央さん、大阪医療看護専門学校 看護学科の森下里都さんが登壇し、卒業証書と専門士称号が授与されました。

「プロは仕事を通して成長する」 浮舟邦彦総長の祝辞

 滋慶学園グループ総長である大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は、この日の卒業式をプロとして歩み始める「出発点」だと指摘。「これから皆さんは自らのキャリアを開発し、成長し続けていかなければなりません。明日からの職場を何よりも大切にしてください。そこは『新しい教室』であり、『道場』でもあります」と語りました。

 さらに「プロとして成長するためには原則があります。仕事を通して成長するということです。そのためにも学ぶ姿勢が大切です。好奇心を持って学ぶことに情熱を持ってください。向上心が何よりも大切です」と諭しました。

 そして学生時代に共に学んだ仲間たち、恩師の先生、これからの職場での人間関係など、人とのネットワークの大切さを強調。「将来の皆さんの財産になると思います」と言います。また学校は故郷だと言い、「困ったときは学校を訪ねてください。嬉しいことがあったときも訪問していただきたいと思います。北海道から九州までの滋慶学園グループのネットワークを大いに活用していただけたら、と思います」と呼びかけ、エールを送りました。

独創的な研究や学びの努力を称え、各賞を授与

 各賞の表彰では、専門知識・技術の習得に努力した学生に贈る大阪府知事賞、学校生活の向上に努めた学生を称える理事長賞、模範となった学生に授与する校長賞などの表彰が行われました。また、すべての授業に休まず出席した皆勤賞として大阪医療技術学園専門学校37名、大阪医療福祉専門学校22名、大阪医療看護専門学校7名の計66名が表彰されました。

 発想がユニークで、創造性に富む卒業研究に対して贈られる一般財団法人 滋慶教育科学研究所(JESC)の奨励賞は、大阪医療看護専門学校の不破りのあさんらの研究「看護学生におけるルーティン動作‐ストレス・不安との相関関係‐」をはじめ大阪医療技術学園専門学校 薬業科グループによる喘息に効く漢方薬の成分量の比較研究、大阪医療福祉専門学校 視能訓練士学科の自転車運転中のながらスマホによる視野狭窄の研究が受賞。

 日刊工業新聞社賞は大阪医療技術学園 言語聴覚士学科の三村優花さんらの「失語症と社会的行動障害を併発した一症例~言語訓練を通じた病識と行動改善の試み~」や、大阪医療福祉 理学療法士学科の神経電気刺激とストレッチングの併用によるパフォーマンスへの影響の研究、大阪医療看護による血中酸素濃度測定のさいのラメ入りジェルネイルの影響を調べた研究が受賞しました。

共に学んだ仲間や先生、支えてくれた家族に感謝

 式典の終わりに卒業生が感謝の言葉を述べました。大阪医療福祉専門学校 視能訓練士学科の水縄真友さんは「初めての長期実習では自分の技量が追いつかず、涙をこぼしたこともありました。それでも仲間と励まし合い、先生方に支えていただくことで、前を向くことができました」と学生時代を振り返りました。

 また一番近くで支えてくれた家族を想い、「学校生活や実習、国家試験への不安に見舞われたとき、いつも気にかけてくれた一つひとつが私を前向きにしてくれました。心から感謝しています」と語りました。

 水縄さんが取り組んだ学生スタッフの活動は、他学科の仲間や高校生、保護者の方との対話を通じコミュニケーションの在り方や、人と向き合う姿勢を学ぶことにつながった、と言います。「何よりも仲間たちと支え合い、笑い合い、共に悩んだこのクラスで学べたことを誇りに思います」と感謝の言葉で締めました。

 大阪医療技術学園専門学校 臨床検査技師科の山本華さんは保護者席に向かって謝辞を述べました。

 家族の支えに感謝し、「本当に大きな力になりました。 いつもお母さんは朝早くからお弁当を作り、笑顔で送り出してくれました。緊張して迎えた国家試験の当日も、私が大好きだったオムライス弁当を作ってくれましたよね。『あと一息。必ず報われるよ!』と声をかけ、家族みんなで送り出してくれた言葉がどれほど心強く、安心させてくれたか分かりません。おかげでいつも通りの力を出し切ることができました」と語りました。

 そして、「私は臨床検査技師として、検査データを通じて『命を支える』という重要な役割を担います。これから進む道で迷うことがあっても、その責任の重さを胸に刻み、日々成長していくことを誓います」と述べ、花束をお母さんに贈りました。