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「飛翔~2026新しい時代へ~」 大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校の卒業式が行われました!
大阪城の桃の花が咲き始めた3月10日(火)、学校法人大阪滋慶学園が運営する大阪ハイテクノロジー専門学校と大阪保健福祉専門学校の卒業証書授与式が、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で行われました。卒業生は合わせて489人。大阪ハイテクノロジー専門学校の福菅佑真さんと大阪保健福祉専門学校の坂東蒼太さんが、代表して教職員や学友、家族に感謝の言葉を述べ、感動的な雰囲気に包まれました。「飛翔~2026新しい時代へ~」というテーマのとおり、卒業生たちは希望を胸に大きく羽ばたいていきました。

「諦めることなく初志貫徹を」橋本勝信学校長
式典は国歌斉唱に始まり、橋本勝信学校長は告辞で「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪・関西万博に言及。「未来に向かって新しいことにチャレンジしていこうという強いメッセージが発信されました」と振り返りました。


万博の精神を象徴する話題として、iPS細胞を使った2つの再生医療製品の製造が厚生労働省で承認されたニュースを挙げ、「iPS細胞による世界初の再生医療の実用化です。この快挙を成し遂げた薬品メーカーには(大阪ハイテクの)バイオ・再生医療学科の卒業生が何人も採用されていて、今まさに現場で活躍しています」と紹介しました。
そして「皆さんは所定の単位を修得し、厳しい検定や試験をクリアして卒業します。先輩方が築いた『信用と信頼』を誇りに前を向いて走ってほしい」激励しました。医療人として今後、心遣いや配慮など感情をコントロールし、人間関係を良くするEQ(心の知能指数)を高め、“第二の専門分野”を学び続けるようアドバイス。「学園には働きながら学べる大学院もあります。自らをアップデートさせる努力を続けてください」と呼びかけました。
終わりに「粘り強く諦めることなく、初志貫徹でやり通してほしい」という言葉を披露し、「仕事をしていくと苦しい時もあります。しかし最後まで粘り、蒔いた種に水をやり続けると、必ず明るい花が咲くでしょう」と締めくくりました。
489人の卒業生、代表に証書を授与
今年の卒業生は、大阪ハイテクノロジー専門学校がバイオ・再生医療学科、スポーツ科学科、鍼灸スポーツ学科、柔道整復スポーツ学科、柔道整復師学科、臨床工学技士科、人工知能学科、診療放射線技師学科、日本語学科を修了した231名。大阪保健福祉専門学校が看護学科、介護福祉科、社会福祉科、保健保育科、精神保健福祉科、社会福祉専攻科を修了した258名でした。
代表して大阪ハイテク スポーツ科学科の笹岡大芽さんと、大阪保健福祉 保健保育科の小林蒼宙さんが登壇。橋本学校長から卒業証書と高度専門士・専門士称号が授与されました。


「学ぶ姿勢と情熱を失わないで」 浮舟邦彦総長
滋慶学園グループ総長である大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は、ビデオでお祝いの言葉を贈りました。
「皆さんはプロとして仕事をするためのスキルや知識、そして社会人としての人間力を養ってこられました。しかし、それは決して簡単な道のりではなかったはずです。高度な技術の習得、膨大な知識、コミュニケーションの難しさに悩み、壁にぶつかったこともあったでしょう」とねぎらい、様々な困難を乗り越えてこの日を迎えたことを称えました。
学生たちのことを「スペシャリストとしての基礎を築き、将来に向けたキャリアの設計図を完成させた」と評価。これからも継続してキャリアを開発し、さらなる高みを目指すよう求めました。そして『プロは仕事を通して成長する』という原則を説明し、「明日からの職場を、どうか大切にしてください。困難な壁に突き当たることもあれば、心が躍る楽しい経験をすることもあるでしょう。そのすべての経験が皆さんのキャリアを形作っていきます。常に学ぶ姿勢と情熱を失わないでください」と語りかけました。


また様々な人とのネットワークの大切さを説き、「そのための基本はコミュニケーション。学校のいたるところに掲げられていた『今日も笑顔であいさつを』の標語を心に刻み、ぜひ明日からの職場にも持っていってください」と強調しました。滋慶学園グループのネットワークが北海道から九州まで広がっていることを挙げ、その繋がりを存分に活用してください、とアドバイス。「一人ひとりが自信を持ち、人生を楽しみながら自らの道を歩んでください」と締めくくりました。
創造性に富んだ研究、技術習得などの努力を称えました
続いて、専門知識・技術の習得や学校生活の向上に努めた学生を称える校長賞、理事長賞、大阪府知事長、大阪府専修学校各種学校連合会賞などの表彰が行われました。すべての授業に出席した皆勤賞として、大阪ハイテクノロジー専門学校は23名が、大阪保健福祉専門学校は24名が表彰されました。
また一般財団法人 滋慶科学教育研究所(JESC)は、専門分野の卒業研究で発想が独創的で創造性に富んだ成果を挙げたとして奨励賞1件、努力賞2件を表彰。大阪ハイテクの人工知能学科、中村海里さんが「アンサンブル学習を用いた類似画像の判別精度の向上」の研究で奨励賞に選ばれ、代表してJESCの馬場明道所長から賞状が授与されました。
日刊工業新聞社賞には、大阪ハイテクのバイオ・再生医療学科、福菅佑真さんによる「膵癌に対するEpCOMを用いた光免疫療法の有用性」の研究と、大阪保健福祉のグループの「“どこに逃げればいいのか”を知るために」が選ばれ、同社取締役・西日本担当の拝原泰介・西日本支社長から代表が賞状を授与。さらに、産学連携賞として、発明学会会長賞、大阪府看護協会会長賞など数々の賞が成果を挙げた学生に贈られました。




クラスの仲間たちや教職員に感謝
式典の最後に大阪ハイテクノロジー専門学校 バイオ・再生医療学科の福菅佑真さんと、大阪保健福祉専門学校 社会福祉科の坂東蒼太さんが卒業生を代表して感謝の言葉を述べました。
幼い頃から理科が好きだったという福菅さんは、進むべき道を見つけたいという思いで大阪ハイテクに入学し、日々の勉強や実習に没頭したそうです。「今日までの成長のきっかけを作ったのはクラスメートでした。個性豊かな仲間たちとの出会いは大きな刺激になりました。卒業研究や就職活動などの壁にぶつかったときも、仲間の姿があったからこそ、歩みを止めることなく卒業を迎えることができました」と振り返りました。
バイオの世界の奥深さや実験技術の厳しさ、面白さを知り、未来を切り拓く力を身につけるよう導いてくれた先生に感謝し、「そのような学びの場があったからこそ素晴らしい仲間と出会い、揺るぎない自信を手にすることができました」と語りました。福菅さんは住友ファーマで社会人としての一歩を踏み出します。
大阪保健福祉の坂東さんは、奈良県吉野の自宅から新大阪までの通学で、様々な不安がありました。「しかしクラスメートが声をかけ受け入れてくれたおかげで、楽しく充実した時間を過ごすことができました」と言います。学園祭の委員長として企画に携わったり、学生スタッフとしてオープンキャンパスに関わったりした経験や、ボランティア活動への参加など、貴重な経験をしたそうです。
「多くの成果や学びを得ることができたのは、クラスメートや先生、業界の方々などのおかげ。もう一度4年間を過ごしたいと思うくらい感謝しています」と語りました。坂東さんは社会福祉士と精神保健福祉士の2つの国家試験に合格。長岡京市社会福祉協議会で活躍します。「みんなと共にという気持ちを胸に、社会人として新たな一歩を踏み出します」と誓いました。


見守ってくれた家族へ感謝を込めて花束贈呈
続いて2人は保護者席に向かって、深い感謝の気持ちを伝えました。大阪ハイテクの福菅さんは「卒業の日を迎えられたのは家族があってのことです。帰りが遅くなっても、温かい食事で健康と心を支えてくれたお母さん。いつも静かに見守り、迷ったときは的確な助言をくれたお父さん。そして明るい妹の存在。3人にどれほど救われたかわかりません。これからは私が家族を支えるよう精進します」と語りました。
大阪保健福祉の坂東さんは、福祉の世界で仕事をしているお母さんの影響で福祉に興味を持つようになったそうです。「駅まで送り迎えをしてくれたり、お弁当を作ってくれたり、お母さんの手助けなしには4年間の学校生活を過ごすことはできませんでした。一番手のかかった長男の私も社会人です。感謝の気持ちは今後、働く姿を見てもらうことで伝えていきます」と、涙ぐんでいました。
式典が終わると仲間たちと記念撮影。それぞれの道に踏み出す卒業生は再会を約束したり、友情を確かめ合ったりしていました。



