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仲間とともに切磋琢磨し不断の努力を重ねる―大阪滋慶学園5校合同入学式 医療・福祉のスペシャリストを目指し新入生1417名が大きな一歩

 大阪滋慶学園5校合同入学式が、桜が咲き誇る4月6日、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で盛大に挙行されました。新入生は、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療技術学園専門学校、大阪医療看護専門学校の5校合わせて1417名。各校の新入生代表が「仲間とともに切磋琢磨し、不断の努力を重ねます」などと、医療、福祉のスペシャリストを目指し力強く宣誓を行いました。

「成功へと導く4つの条件」橋本勝信学校長訓示

 国歌斉唱の後、5校の学校長を代表して、橋本勝信学校長が訓辞。関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を引いて新入生たちが医療・福祉・ヘルステックという「いのち」に携わる道を選択したことを歓迎した後、成功の要素「4つのC」というウォルト・ディズニーの名言を贈りました。4つのCとは、Curiosity(好奇心)、Confidence(自信)、Courage(勇気)、Constancy(継続)のことです。

 「まずは、何でも好奇心を持つこと。次に、小さな成功体験を積み上げ、自信をつけること。自信がついてくると、勇気が出てきます。そして最後は、粘り強く、繰り返しやること。ディズニーは皆さんも大好きだと思いますが、その裏にはたゆまぬ努力があり、だからこそ、お客さんが楽しめるんです。どうか、この言葉を忘れず、努力を重ねてください」

 フランス革命の成果を欧州中に広めたナポレオンの「物事を最後までやり通した姿勢」とも重ね合わせて「最後までやり切る経験を積み重ねてください。その先に素晴らしい人生が待っています」と述べ、最後は「皆さんのこれからの成長を、教職員一同、全力で応援します」と温かいエールで締めくくりました。

「自己発見から自己確立へ プロとしての指針」浮舟邦彦理事長祝辞

 続いて、5校の運営母体である大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長(滋慶学園グループ総長)が登壇し、新入生に向けて手厚い祝辞を述べました。理事長は、この入学式を「単なるセレモニーではなく、第1回目の授業である」と位置づけ、「プロの職業人を目指す上での心構え」を説きました。

 「卒業時のゴールを目標に、学びをスタートさせることが大事です。卒業時にプレゼンテーションをしている自分の姿や、国家試験に合格する能力を身につける努力をしていってください」。こう述べた後、プロフェッショナルとしての土台となる「生活習慣」と「コミュニケーション」について言及し、「学校には至る所に『今日も笑顔であいさつを』という標語が掲げられています。笑顔でのあいさつは、コミュニケーションの原点です」と、良い生活習慣を身につけることが主体的な学びへとつながると強調しました。

 さらに、視野を世界に広げる重要性に触れ、「皆さんの職業は国を越え、世界が職場です。違う価値観や文化を理解する国際的な感性が大切です。グローバルな視野・視点を持った人材になってください」。人間関係についても、「仲間や先生、これからお世話になる業界の方々との人間関係を大切にしてください。プロとしてやっていく上で、何よりも大きな財産になるはずです」と助言しました。

 最後に、「自己発見をされた皆さんが本学で自己変革を遂げ、自己確立のできた社会人として、自律・協働のできるプロの人材として、それぞれの業界へと巣立つことを願います。一歩一歩力強く歩み出してください」と期待を込めてスピーチを締めくくりました。

5校の新入生代表が宣誓

式典の最後は、各校の新入生の代表がステージ上の橋本学校長を前に宣誓を行いました。

■大阪ハイテクノロジー専門学校 診療放射線技師科 山口和希さん

 私は診療放射線技師として、検査を通して病気の早期発見に関わり、患者さんの命を支えることができる医療人になりたいと考えています。診療放射線技師は患者さん一人ひとりと向き合い、正確で安全な検査を行う責任のある仕事です。これからの4年間は志を同じくする仲間とともに切磋琢磨し、知識と技術、そして医療人としての心を磨いていきます。学びを通じて自ら成長し、社会に貢献できる診療放射線技師になることを誓います。


■大阪保健福祉専門学校 看護学科 大岡愛莉さん

 近年、生成AIやDXの進展により医療福祉を取り巻く環境は大きく変化しています。しかながら、人に寄り添い、生命と生活を支える専門職としての本質はいかなる時代でも不変だと確信しています。資格取得後は患者さん、利用者さんと真正面から向き合い、そのご家族からも深く信頼される専門職となるべく、仲間とともに切磋琢磨し、不断の努力を重ねることを誓います。


■大阪医療福祉専門学校 理学療法士学科 夜間部 石垣澪さん

 十分な専門知識と確かな技術を身につけ、適切な処置とメンタルケアができるようになることを目標とします。また、ケアだけでなく、一人ひとりの思いを理解し、同じ目線に立ち、支える存在でありたいと考えています。在学中はメンタルケア、身体の構造、動きに関する専門知識と実践力を確実に身につけ、臨床実習や部活動のサポートにも積極的に参加します。将来出会う患者さんやけがに悩む選手のために貢献していくことを誓います。


■大阪医療技術学園専門学校 医療秘書・情報学科 新居杏梛さん

 私はドクターズクラークを目指しています。関西で最も医療従事者教育の歴史がある大阪医療技術学園専門学校は資格取得の実績も高く、また正社員での就職率100%という点にも強く惹かれ入学を決意しました。高校では情報処理など様々な資格を取得してきました。本校でさらなる資格取得に励み、医師や患者さんから頼られる医療人を目指し努力することを誓います。


■大阪医療看護専門学校 看護学科 池藤鈴菜さん

 コロナ禍で懸命に命を救おうとしている姿や、患者さんに丁寧に対応する看護師を見て、私も看護師になりたいと思いました。海外の医療や文化についても学習を進め、国内外の全ての患者さんに真摯に対応できる看護師を目指します。私たちは医療チームの一員としての責任を自覚し、誠実さと倫理観を持ち、すべての人々の健康と幸福に貢献できる看護師を目指して日々努力することを誓います。

第2部:独自の教育システムの紹介と「学びの循環」

 第2部では、具体的な学習プログラムや独自の教育システムが、先輩学生や教職員によるプレゼンテーション形式で紹介されました。

 大阪保健福祉専門学校の学生は「授業の予習は、シラバスを見ながらその日の授業内容を確認し、学習を深めていきます」などと具体的な学習方法を紹介。「オレンジペンで文字を書いたり、緑のマーカーで文字の上に線を引いたりすると、赤シートで隠すことができるのでお勧めです」といった効率的な暗記術のアドバイスもありました。

 大阪ハイテクノロジー専門学校の学生は、アメリカンフットボールチームでの学外実習について発表。「学校で学んだ技術・知識だけでなく、現場では実際にどのように行われているのかを知ることができ、驚くことも多かった」と自身の経験を語り、「実習日誌などを通じて1回1回ていねいに振り返り、次に向けて何が必要なのかをまとめました」と振り返りの積み重ねが成長につながることを伝えました。

 進行役を務めた大阪医療技術学園専門学校の北田覚先生は、滋慶学園グループが推進する産学連携教育の事例として、地域の農業プロジェクトやヘルスフェスティバルの開催などを紹介。「産学連携教育は、学内での学びが現場でどう活用されるかを体験し、外で得た経験したことを学内に持ち帰ってさらに学びを深めるという『学びの循環』を形にしています」と説明しました。北田先生の呼びかけで、新入生がスマートフォンを使って今の想いをリアルタイムで入力するワークショップも実施。スクリーンに新入学生たちの熱い想いが一斉に映し出され、感動の声があがりました。

 最後に、現場で活躍する卒業生の紹介とビデオメッセージの披露がありました。「自分が行う検査が患者様の治療や診断につながっていることがやりがいです」という診療放射線技師や、「知識がきっと患者様の苦痛を和らげることができると思うので、たくさん学んでください」という看護師の言葉は、これから学びを始める新入生たちの心に深く刻まれました。

 48000名を超える卒業生を輩出してきた大阪滋慶学園の歴史に、新たな1417名の物語が加わりました。彼ら彼女らが踏み出したこの大きな一歩は、未来の医療・福祉を支える確かな力へとつながっていくことでしょう。