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総勢384人の学生が骨髄移植への協力を呼びかけました ミュージカル明日への扉「Hospital Of Miracle」名古屋公演

「Hospital Of Miracle」名古屋公演。フィナーレのシーン

 白血病などの病気に苦しむ人たちのために少しでも役に立ちたい―。そんな願いをこめて学生たちがつくりあげた骨髄移植推進キャンペーンミュージカル・明日への扉「Hospital Of Miracle」の名古屋公演が9月6日(金)と7日(土)、名古屋市青少年文化センター・アートピアホールで行われました。

 生きる希望を失った少女が、難病と闘いながら明るく精いっぱいに生きる少年や、患者の心を癒すクラウンたちとの出会いを通し、立ち直っていくという物語。生きることのすばらしさ、命の尊さを伝えています。フィナーレの手話コーラスでは拍手喝采とスタンディングオベーションが沸き起こり、終演後、出演者やスタッフの学生たちが「ご協力をお願いしま~す!」と骨髄移植への理解と募金を呼びかけると、多くの善意が寄せられました。

  • たくさんの善意が寄せられました

  • ズラリとロビーに並ぶ学生たち

 このミュージカルは、滋慶学園COMグループ、名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校(NSM)、名古屋医健スポーツ専門学校、名古屋デザイン&テクノロジー専門学校、名古屋ECO動物海洋専門学校、名古屋カフェ・パティシエ&調理専門学校(2020年4月、名古屋コミュニケーションアート専門学校から校名変更予定)が主催しました。舞台美術や映像撮影は大阪の姉妹校・放送芸術学院専門学校が担当しました。

オリジナルグッズが充実しました 募金と一緒に寄付へ

 滋慶学園グループでは1994年から骨髄移植への理解を深めてもらうために、ミュージカル「明日への扉」を上演しており、25年間にわたって続いています。その趣旨を受け継ぐ作品として「ホスピタル・オブ・ミラクル」が誕生しました。NSMに続いて、姉妹校の福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校、放送芸術学院専門学校、札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校、仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校(仙台コミュニケーションアート専門学校より分離独立。2020年4月開校予定)を中心とした各地域の学校グループでも行っています。

  • グッズコーナーは充実した品揃え

  • ガチャガチャも人気でした

 今年の名古屋公演は学生スタッフの提案で、これまで以上にグッズ製作に力を入れました。担当したのはNSMマネージャーコースの学生たち。「ホスピタル・オブ・ミラクル」のオリジナルTシャツやボールペン、ノート、名古屋カフェ・パティシエ&調理専門学校との共同製作によるケーキやマドレーヌなどが、グッズコーナーに並んでいました。ユニークなのが1回200円のガチャガチャ。オリジナルビッグステッカーなど、何がもらえるかわからないガチャガチャにたくさんの人が集まっていました。売り上げは、募金とともに公益財団法人 日本骨髄バンクと財団法人 夏目雅子ひまわり基金に寄贈されます。

ひとりの善意で救われる命がある

 「誰か!誰か一緒に生きてくれませんか!?」。ミュージカルは悲痛な叫びで幕を開けます。主人公はいじめに耐えかねて自殺未遂を図った少女。病気と闘いながら明るく生きる少年、子供の患者に笑いを届けるホスピタル・クラウン、ロックミュージシャンの道をあきらめた男性…。少女は病院でさまざまな人たちとの出会い、生きていることの意味を考えます。誰かの役に立てるかもしれないと始めたのが、病院内ディクスジョッキーでした。そんなとき、心を許すようになった少年は白血病で、危険な状態に陥るのです。いじめ、家庭の不和、人生の挫折、失恋などのテーマを織り込みながら、ひとりの善意で救われる命があることを訴えています。

  • いじめダンス

  • クラウンと子供たち

  • お父さんの応援歌「ヒーロー」のダンス

  • 白血病の少年が倒れます!

 ♪すべてを持ってゆく 君の言葉も笑顔も優しさも 人生最後の一日を生きるように 限りある日々を生きたい…♪

 ラストシーンは、手話コーラスとともに歌うテーマソング「星空のベッド」の合唱。会場は優しい感動に包まれました。

 キャストはもちろん、ゴスペル、バンド演奏、企画運営、音響、照明、アナウンスも、すべて名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の学生。出演者のボディケアは、名古屋医健スポーツ専門学校 スポーツ科学科の学生が受け持ちました。今回の公演では「バックヤード ガイドブック」というパンフレットをつくり、お客様の座席案内などの運営スタッフや舞台転換、オペレーションなど、スタッフの仕事をくわしくリポート。プロモーションチームが地元の商店街や高等学校にチラシを置いてもらったり、メディアに取り上げてもらうためのお願いに行ったりしたことも紹介していました。

  • スタッフもキャストも一緒に手話コーラス

  • 会場はいろんな仕事で溢れています
    (クリックで拡大できます:PDF)

 こうして、舞台をつくりあげた総勢384人の学生が勢ぞろいし、骨髄移植への理解を求め、「皆さまのお力で助かる命があります」とお願いをすると、会場からは盛大な拍手が送られていました。

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル 明日への扉
「Hospital 0f Miracle」名古屋公演

《主催》
 ・滋慶学園COMグループ
 ・名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校
 ・名古屋医健スポーツ専門学校
 ・名古屋カフェ・パティシエ&調理専門学校
  (2020年4月、名古屋コミュニケーションアート 専門学校から校名変更)
 ・名古屋デザイン&テクノロジー専門学校
 ・名古屋ECO動物海洋専門学校

《後援》 
 ・財団法人夏目雅子ひまわり基金
 ・公益財団法人日本骨髄バンク
 ・認定特定非営利活動法人あいち骨髄バンクを支援する会

《特別協賛》
 ・青山商事株式会社「洋服の青山」
 ・大塚製薬株式会社
 ・株式会社学生情報センター
 ・コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社
 ・サントリーホールディングス株式会社
 ・株式会社ミニミニ
 ・リゾートトラスト株式会社

明日への扉「Hospital Of Miracle」の各地の公演の日にち・会場は下記のとおりです。
ぜひご鑑賞ください。

福岡公演 9月22日(日)、23日(月)=終了しました。
      福岡市民会館(大ホール)
大阪公演 10月3日(木)、4日(金)
      メルパルク大阪・メルパルクホール
札幌公演 11月7日(木)、8日(金)
      北海道立道民活動センター かでるホール
仙台公演 11月27日(水)、28日(木)
      日立システムズホール仙台(仙台市青少年文化センター)シアターホール