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グループ各校からのお知らせ:地域貢献
【大阪医療福祉専門学校】理学療法士学科公開セミナーや視能矯正学会での発表など多彩な学術活動を展開
2012.12.06
〈各学校の新着情報〉 大阪医療福祉専門学校
大阪医療福祉専門学校ではこの秋、公開セミナーや特別授業、学会での発表など、活発な教科活動を行いました。
理学療法士学科が「第14回 大阪滋慶学園リハビリテーションセミナー(公開)」を開催
10月14日(日)、千里ライフサイエンスセンターのサイエンスホールで、本校理学療法士学科主催の「第14回 大阪滋慶学園リハビリテーションセミナー(公開)」を開催しました。
このセミナーは、理学療法士学科の学生が臨床実習で日頃お世話になっている病院や施設の先生方に感謝の気持ちを表わすとともに、未来に向かってともに発展することを目的に開催しています。14回目の今回は「肩の評価と治療」というタイトルで、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院の千葉 慎一先生にご講演いただき、104施設211名の先生方のご参加をいただきました。
具体的内容は、肩の運動に関する解剖学・運動学とその評価の仕方、治療の考え方などで、肩関節の障害とはいえ、肩だけでなく体幹や足部も含め、全身の評価の必要性を改めて考えるきっかけになったと思います。
ご参加いただいた先生方からは、お話はもちろん、症例の画像を交えながらの説明が非常にイメージしやすく分かりやすかったとご好評をいただきました。今後も引き続き、皆さんの研鑽に役立つセミナーを実施していきたいと思います。
診療情報管理士学科が「特別講義」
10月18日(木)、大阪医療福祉専門学校大教室で、診療情報管理士学科が「特別講義」を行いました。
タイトルは「整形外科概論」。診療情報管理士として必要な医学知識の「整形外科領域の学習」のため、診療情報管理士を目指す1~3年生全員が出席しました。
講師は、滋賀医科大学整形外科名誉教授の福田眞輔先生。整形外科の歴史、対象領域、人体の組織、各器官の解剖学的解説、臨床症例の解説など多岐にわたる講義内容で、学生にとっては初めて触れる難しい事柄も多く、メモを積極的にとりながら、興味津々で聞き入っていました。
日常的にも関わりの深い整形外科の領域で、その道のエキスパートである、高名な先生の特別授業を聴く機会を持つことができ、学生は感慨もひとしおのようでした。
講義終了後は、学生から活発な質問が続き、予定時間をオーバーしての充実した特別講義となりました。
視能訓練士学科教員学会発表
パシフィコ横浜で11月10、11日に開催された「第53回 視能矯正学会」に視能訓練士学科の教員が参加。岸上先生が「『説明力』向上に重点を置いた視能訓練士教育 第1報『説明力』向上の必要性」というテーマでポスター発表を行いました。
岸上先生によれば、なぜ、視能訓練士教育に「説明力」が必要なのかといえば、アンケート調査を行った結果、特に"遠視"と"弱視"について間違った理解をしている方が多いことがわかった。また、目の健康について紹介している本で、どのような説明がされているかを調べたところ、専門用語が多くわかりにくいものがあった。以上から、患者さんと直接接する視能訓練士にとって、正しくかつわかりやすく説明する力は必要不可欠であるというわけです。
来年は第2報として実際の教育内容と結果を発表予定です。
視能訓練士学科の学生が「第66回日本臨床眼科学会」に参加
秋も深まるこの季節は、視能訓練士学科の学生にとって、学会参加シーズン真っ盛り! まず、10月25日(木)~28日(日)、京都でおこなわれた「第66回日本臨床眼科学会」に参加しました。この学会は、眼科系の学会の中でも最も大きなものの一つで、全国から眼科医師や視能訓練士が多数参加します。
講演の内容は、再生医療や遺伝子治療、最新検査機器の使い方、ロービジョンケアの調査など多岐にわたり、どれも最新のトピックスがそろいます。
学生たちは、学会参加するにあたり少しでも得るものが多くなるように、参加予定の講演内容を事前学習したレポートを持ち、緊張した面持ちで、おのおの関心を持つプログラムに参加していました。分からないことも多かったようですが、必死にメモを取りながら少しでも理解しようとする姿はとても頼もしく見えました。今回学んだことは、きっと未来の患者さんに還元してくれることでしょう。
続いて、10月28日(日)には、「第66回日本臨床眼科学会 市民公開講座」が開催され、1・2年生が参加しました。
プログラムは
・「糖尿病網膜症―眼にやさしい最新の治療―」 北岡 隆先生(長崎大学・教授)
・「緑内障と上手に付きあうには」 山本 哲也先生(岐阜大学・教授)
の2題でした。
学生たちは眼疾患の授業で「糖尿病」について勉強したばかりで、この講演を聴いて、より一層理解が深まったことと思います。また、アカデミックな雰囲気に触れることで、勉強意欲も刺激されたようで、生き生きとした表情が印象的でした。
(事務局 水津留美)